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11月17日

5月に農業体験にやってきた
富士市の吉原三中の3人が
収穫体験にやってきた。
せっかくなんで、りんごの
収穫も手伝ってもらった。




はしごにおっかなびっくり



パッと見きれいですが
裏はボコボコに
やられています。




子供達も雅さんと一緒だと
楽しくて仕方ない



りんごの取り扱いが粗雑なために俺に怒鳴りつけられた
とりゃおをやさしく
フォローする雅さん

「こうやって採るんだよ」



焼き芋の準備に余念が
ない2人。



12月14日の朝
霧が立ち込める畑。
りんごの収穫が終わり
葉っぱもほぼ落ちて
しまった。
静かに本格的な冬の
訪れを待っている。



苗木を植えるための穴で
ワカサギつりみたいなポーズ
一体何を考えているのか?



子供というのはなぜ
穴にはまりたがるのか。
永遠の謎である。

12月10日(日)
本日、HP上に「りんご完売」のお知らせを載せました。皆様ありがとうございました。
お問い合わせいただきながら、りんごをご用意することができなかったお客様には
申し訳ないというほかありませんが、ご注文を受け付け、その順番どおりに出荷していく
ということが公平な販売であり、その原則は崩すことはできません。
その点、なにとぞご了承いただきたいと思います。

また、私は100パーセント直売でりんごを売っていくのが信条ですので、売れ残ったら市場に
持って行けばいいというようには考えられません。したがって、ご注文受付を予約という形で
賜っておいて、ある程度の出荷予定数まではご注文を積み上げなければなりません。

したがって、どのくらいの時期にご注文の受付を停止するかということも、自分自身にも
予想がつかず、注文の受付を停止したあとは、万一出荷できないという事故を防ぐためにも 
ご注文は受け付けられません。

今年はこのあたりの説明が不足していたと思います。来年はこういった点も改善して、
お客様により分かりやすいHPに改善していきたいと思います。


今年は、ヒヨドリの被害が甚大だったこともあり、今後の農業経営、いや農業全体の継続に
危機感をいだきました。こういった、天災(?)はヒヨドリが増えすぎたという単純なものでは
なく、いろいろと複合的な問題をはらんでいると思います。
その辺のことは、また後日何らかの形でページを割くとして、りんごの収穫の間どのように
生き抜いてきたか(おおげさですが)記載したいと思います。

まず、11月17日は富士市吉原三中収穫体験。自分たちが摘花したりんごがこんなに大きく
なったんだということを感じてもらえたようです。

11月18日、19日は僕の大学時代の後輩の結婚式のため東京へ。「りんごの収穫が始まって
クソ忙しいのに呼んでくれてありがとう」とスピーチのネタになりました。

11月20日から本格的に収穫を開始。この日に、ヒヨドリの被害が予想以上にひどいということが
判明しました。なんにもヒヨドリ対策をしていなかったので、取れる対策はただひとつ、なるべく
早く収穫を終えてしまうということだけでした。

左の写真のようにパッと見た時は、別段問題なく見えるんですが、いざ手にとってみると
裏に大きな穴が空いているということが、繰り返されました。
最初は腹立たしさがこみ上げてきましたが、次第にご注文をいただいている分に足りなくなったら
どうしようと不安と焦燥感に襲われました。

ロケット花火を買ってきて、ぶっぱなしてみたりしましたが、いったんは逃げるのですがすぐに
戻ってきます。いっそ、ロケット花火に羽をつけて直進性能を高め狙い撃ちしてやるかと
真剣に考えました。
このころの俺の口癖。「おまえら、焼き鳥にしてやる」

ヒヨドリノイローゼになりそうな我が家に、そのとき強力な助っ人が現れました。
妹のだんなさん、雅さんです。11月23日、24日とフルに手伝いに来てくれました。

昨年までは、一日に箱詰めできる分だけ収穫していたのですが、今年はそんな悠長なことを
言っていたら、ヒヨドリ被害が増大するだけですので、採ったりんごを入れるコンテナがあるだけ
収穫をどんどん進めることにしました。


りんご収穫行進
まずほたひ。手ぶら。


次、雅さん。自分のかごと
ほたひのかご

その次、とりゃお。

小2にしては、ずいぶん
がんばった。

雅さんとほたひの写真を
撮っていたら

とりゃおがやってきて

あーこもやってきました。


翌25日、26日とりんごの樹の里親様と収穫祭を控えているため、その2日間はあまり収穫できないだろうと
予想していました。、雅さんに収穫してもらってコンテナに積んどいた分で、その2日間は箱詰めをすることが
可能になり本当に助かりました。


この状態で、約半分ほど
収穫が終わったりんごの付き方です。

僕も、りんごがとれたよ


もも次郎と。
中央アルプスもはっきりと
望めて最高の陽気でした。

皆で焼き芋のおやつ。
焼きたて、甘くて大好評
でした。

11月25,26日は収穫祭。皆様遠路お越しいただきありがとうございました。
2日目の収穫祭は夏にもお越しいただいた田中様ファミリーが来てくださいましたが、デジカメを持って
上がるのを忘れてしまいました。田中さん、ごめんなさい。でも、また、すぐに会えるでしょう。

そして、27日からスパートをかけました。12月1日の日記にも書いてありますが、とにかく畑にできるだけ
長い時間いてりんごを収穫&ヒヨドリを威嚇し続けるしかない。ということで、昼飯は収穫が終わるまで、
カップラーメンだ〜と決意。11月26日から12月5日まで毎日カップラーメンを食べ続けてました。

このころの生活は、朝起きてまず前の晩に荷造りした箱を家の前に出して、並べていきます。これはあとで、
郵便局の人が集荷に来てくれます。それから、朝ごはんを食べて、畑に9時くらいに上がっていきます。
それから、収穫開始。僕のスタイルは収穫しながら、選果も軽トラ上である程度行っていきます。

昼になったら、カップラーメンを食べて、そのあと、車の中で15分ほど昼寝をします。昼飯時に家に
帰らないとこの昼寝の時間をひねり出せるので、それがありがたかったです。

その後、また収穫を続け、大体16時ころまで行います。一日の収穫量はだいたい500キロ程度でしょうか。
将来的には1日1トン程度さばけないと、いけないかなあと考えています。

帰宅後、おやつをささっとくわえて、すぐに箱詰め作業に入ります。ここでも、選果してあったコンテナの
中のりんごを更に、大きさと見た目、さらに蜜入りの具合で選果しなおします。
ただ、今年は蜜が入りやすい枝についたりんごを厳選して摘果のときに残したので、蜜入りはあまり神経を
使わなくても大丈夫でした。

今は、作業場というのはないので、りんごのシーズンだけ6畳の子供部屋がりんご箱詰めのスペースに
なります。本来なら立って行えば楽な仕事なのですが、正座したりあぐらをかいたり、また立ったり、座ったり
それもりんごの箱を持って行うので、腰にかなり負担がかかります。結果、今年は腰を痛めてしまいました。
腰に、インドメタシン配合のシップを貼りながら、体をだましだまし作業を続けました。

そんな、我が家を見かねて12月5、6日と雅さんが再度援軍に来てくれたので、助かりました。
ほんと、僕も腰が限界にきてたんで本当にありがたかった。

6日の午前中に雅さんのおかげで収穫完了。銀色マルチも2人でやるとあっという間に片付いた。

7日以降は完全に荷造りと出荷に専念。10日くらいにひと段落つきました。

そのあとは、ノロウイルス渦などもありまして、予定通り皆体調を崩しました。僕も、一日寝込みました。

今は、来年から借りる畑にりんご苗木を植え替える仕事をコツコツ行っています。苗木といっても、
僕が3年前に接木して、植え付け養成してきたもので、すでに3年生になるもの。再来年からは
すこしは収穫があがってくるであろう。



あーこがラーメン好きなのがせめてもの救いか。

妻もあーこを背負いながら
収穫
12月1日(金)
早い、早い。もう12月である。11月はもう何がなんだか分からんうちに終わったという感じです。
りんごの収穫、出荷は全力で行っていますが、全作業を家族だけで行っているため、限界が
あります。お待たせしている皆様申し訳ございません。
メールをいただいている皆様、落ち着きましたらご返信さしあげますので、お許しください。

さて、ヒヨドリ被害が甚大なため、ヒヨドリノイローゼ気味になってましたが、とにかくつつかれる
前に収穫するしかないということで、一日中畑にいることにしました。ということで、昼飯は
カップラーメン。
今日で、何日間連続のカップラーメン昼食だろうか。。。そして明日からも。。。はあ。

人が畑にいれば、ヒヨドリが来ても、追っ払うことはできるのでなるべく長い時間畑にいる
しかない。一年間のカップラーメンの消費量の9割をいま摂取している感がある。

子供たちも、保育園、学校から帰宅すると、おやつを食べてすぐ荷造りの手伝いに
駆り出される。かなり、本気で戦力として使っています。保育園児と小学校2年生。
文句も言わずに働いてくれる2人に感謝である。お年玉弾むからな。許してくれ。

今日から中盤戦後半といったところ。とにかく、がんばります。

1個つつかれてると、必ずその周辺の2,3個もやられてます。

ほたひが、もいだりんごが皆様に届くかもしれませんね
11月21日(火)
りんごの収穫始めましたよ〜〜っ!!

発送も始めました。発送前にできるだけご連絡するつもりなのですが、かなりタイトな生活を
送っているため、一部連絡漏れが起こるかもしれません。お許しください。

それと、まだ始まったばかりで、調子がつかめておらずあたふたしているので、効率が悪い。
今年の出荷は昨年の1.5倍から2倍くらいには増えると思うので早くペースをつかまねば。

ここまで、りんごたちの成長は順調に進んできてやれやれと思ったが、最後に最大の試練が
待っていました。。。

それは、ヒヨドリの群れです。「ギ〜。ギ〜。」となきわめき、りんごの実をつつきまくっています。
俺が端っこのヒヨドリに向かって走ってって追っ払えば、中央に集まってきて、中央に戻れば
端っこへ。。。「こいつら〜、なんとかしてくれ〜っ」

俺は鳥は嫌いではない。いや、むしろ好きである。しかし、最近、本当に鳥嫌いになりそうだ。

本当にシャレになりません。一刻も早く収穫しないと、どんどんつつかれ、大変なことになり
そうです。とにかく死に物狂いで収穫してます。
今年は、熊が里に下りてきていろいろ騒動が起きましたが、鳥の食べ物も山で不足している
のでしょうか?。


りんごの葉っぱが紅葉してきました。りんごの樹だって落葉樹ですから紅葉(黄葉ですが)する
んですよ。皆さん、ご存知でしたか。

黄金色に染まった畑はそれはそれは美しい光景です。

柿の収穫風景。
朝は氷点下まで、気温が
下がりますが日中は暖かく
眠くなります。。。
11月15日(水)
このところの日課は、柿の収穫および出荷である。
柿は加工せず渋柿のまま出荷している。今年、まあ2,3箱売れればいいかなと思って
始めた干し柿用渋柿の販売だが、予想以上に売れている。びっくりするくらいの売れ行き
である。干し柿を自分で作って、楽しみたいという方は結構いるんだなあというのが
よく分かった。それに、干し柿は本来素朴な食べ物だから、自分で手作りというのも、
スローフード風で面白いといえるだろう。

干し柿を購入してくれた方がりんごも買ってくれたりと思わぬ副次効果もでてきて、
楽しくなってきた。

りんごの方は、今年は本当に蜜入りがいいです。皆様、期待していただいていいです。
(蜜入りを保証するものではありません)
商品Bは10月中にあっというまに注文が入り、予定数を超えてしまったが、商品Aも11月に
入り、急激に注文が増えてきました。もうしばらくしたら、いったん注文受付を停止させて
いただき、出荷見込み量が確定した段階でまた受付を開始するということにしたいと
思います。ご了承ください。

自分と同じくらいのワラ束抱えて大変だ。

テケテケ
11月10日(金)
午前中は、野菜畑の片付け。8日に霜がおりてピーマンが終わったので、急いで食べられそうな
物を収穫。その後、株を引っこ抜き、マルチをはがし、整地する。

午後は、先日ワラ立て作業を行った今村さんの田んぼのワラを分けていただいたので、
軽トラに積み込み、ブドウ畑に運んだ。

ほたひも一所懸命手伝ってくれた。あーこも、「なんだか歩きにくい場所だけど、広くて
気持ちがいいなあ」ってな感じで、テケテケ歩き回っていた。

今年、この今村さんの田んぼには鹿が入り込んだそうだ。この田んぼがある場所は人里も
人里。役場から徒歩5分ほどのところである。山の動物たちが夜間はかなり下まで下りてきて
いるらしい。

豊丘村でも、やはり熊が何頭か捕獲されているが、熊のためにも人里までは下りてきて欲しく
ないなあという気持ちである。

11月7日 嵐が通過中
一時的に晴れて
虹が出現した
11月8日(水)
今日は冷え込んだ。最低気温が0度ということで、初氷も観測いたしました。
いままで、ストーブなしでがんばってきたのですが、さすがに今日灯油を買いに行きました。
あ〜、これから灯油を買いに行くという憂鬱な仕事が増えるなあ。

本日は、りんごの玉回し、あと一日行えばひとおとり玉回しは終了するであろうところまで来た。
あとは、収穫まで無事に樹についていて欲しい。それだけです。

望むは荒川岳、赤石岳

この坂を子供が1人、2人と増え3人で手をつないで歩いていってくれるような家族構成になるとは5年前には思いもしませんでした。

藤本さん、りんごに囲まれ幸せそうです。

あーこもすっかりなつきました。
ほたひも藤本さんが大好きに
なりました。

修学旅行の中学生のようにこの部屋で記念撮影したいというご希望でしたので、満足していただけたようです。
とりゃおの首には金メダルが。


とらも、農作業は何をやらせても様になるようになってきました。

ほたひも真剣

あーこはちょっと緊張気味

我が家の柿すだれ
11月5日(日)
日記の更新が1週間ほど空いたが、この1週間いろいろなことがあった。

まず10月29日(日)は11月に入ると忙しくなり、どこにも出かけられなくなるので、紅葉を
見に行った。場所は隣村の大鹿村は夕立神パノラマ公園に出かけた。
豊丘村から35キロほど離れている。標高が1600メートルほどだそうで、紅葉がちょうど
それくらいの高度まで下りてきているタイミングだった。
今回で3回訪れたことになるのだが、子供達が存在したのが1回目はとりゃおのみ。
2回目はとりゃおとほたひ。
3回目はあーこもいれて3人でということで、それぞれ懐かしい思い出が蘇ってくる。
今回は、雲ひとつない快晴で、南アルプスが本当によく見えて、嬉しかった。
まだ、登ったことのない、荒川岳、赤石岳などが真正面にそびえたち登ってみたいなあ
という気持ちになってくる。

帰りに大鹿村の里にだいぶ近づいたところで、猿の群れに遭遇。10メートルもくだれば、民家
があるところなので農作物の被害もおそらく出ているであろう。

10月31日(火)、11月1日(水)
今日はりんごの樹の里親制度の生みの親、太宰府の藤本さんが我が家にやってきた。
というか、ご自身が里親になられたりんごの樹に会いにやってきたと言った方が正しいかも。
玉回しを熱心にやっていただきました。
子供たちもとてもよくなついて、本当に自分たちのおばあちゃんのように甘えていました。
りんごたちに話しかけながら楽しそうに玉回しをする藤本さんのりんごに対する愛情は僕以上
かもしれません。

りんご栽培のこと、りんご栽培という農業の現状、問題点、これからの展開など、ひとりの
お客様としてではなく、りんご作りに関わっている方として真剣にお話させていただきました。
僕も普段は見えない全く違った角度からのお話を伺うことが出来てまた新しいアイディアが
浮かんでくればいいなあと思ったりしています。

夜は、藤本さんからご紹介いただいたお客様へ送るりんごの伝票を自ら記入して
いただきました。藤本さんの筆跡でりんごが届いたらみんなびっくりするだろうという面白い
試みでしたが、こちらは本当に恐縮です。

11月2日(木)
本日はとりゃおの小学校で行われるマラソン大会の日です。とりゃおは最近マラソンのことしか
興味がないようで、とりつかれたように走ってました。畑でもマラソン。先日いった夕立神
パノラマ公園でもマラソン。学校でも、朝マラソン、夕方マラソン。

当日は家族総出で応援に行きました。もちろん藤本さんも。
ほたひは当日の応援のために手作り応援旗をものすごい集中して用意していました。
そして、とりゃおが優勝した時のためになんと金メダルも作ってました。

果たして、結果は1位でした。水泳は全然ダメだけど、走るのは得意なんですね。
俺にそっくりです。。。

11月3日(金)
住んでいる地域の運動会。とりゃおはマラソン明けでも容赦せず、ひたすら走りまくって
いました。親、ばて気味。おとなしくしてました。。。

11月4日(土)
今日は朝から柿もぎにとりゃおとほたひをつれて出かける。
今度、移る予定の古民家には柿の木があり、その柿はこのあたりの特産品「市田柿」を
つくるための柿なのである。が、市田柿つくりはもろ、りんごの作業と時期的に重なって
しまうので、商売としてはあきらめているのであるが、自家用くらいは作る暇はあるので
やってみようということ。

しかも、とりゃおがこの市田柿が大好きで、恐ろしいペースで食べ続ける。
去年までは、地元の方からおこぼれを結構たくさんいただきそれでしのいできたのだが、
柿の木があることだし、作り方はよく分からんけどとりあえず作ってみようと思う。

とりゃおの同級生のお宅で市田柿つくりをしているので、詳しく教えてもらった。
話によると、通常はカビ防止のため渋柿を燻蒸するのだが、燻蒸しないほうが味は
いいものができるらしい。ただし、見た目が黒っぽくなるそうで、あの白いきれいな
まるで和菓子のようなシロモンにはどうやらならないのかもしれない。

自家用だから、味がよければ、見た目はどうでもいいっつーのが自分たちのスタンスなので
とにかくやってみる。

午後は、僕の大学時代の山登りの後輩である上島が奥さんを連れて遊びに来てくれた。
時間もあんまり取れなくて、ゆっくりしていってもらえなかったが、こうやって昔のなかまが
たまにふらっと寄ってくれるのも嬉しいものだ。

また、今度ゆっくり来て、農作業していってよ。

11月5日(日)
昨日からとりゃおがちょっと風邪っぽい症状を呈している。いままで飛ばしすぎだ。
ガス欠になって当然。少し休めということ。
妻の体調もあまり優れないので、今日は畑には行かず、家事などに専念することにした。
買い物をすませ、昨日とってきた渋柿をむいて、紐に縛りつけ2階の軒先に吊るしていく。

コツをつかめば意外に簡単。どんどん渋柿は皮をむかれ、下げられていく。
でも、ほんとに干し柿になるのか、ちっと不安である。なんせ、干し柿なんて作ったことが
ないから。
子供のころから実は干し柿が嫌いだった。しかし、南信州に初めて住んだ時、市田柿を
ご馳走になって本当に驚いた。「これ、本当に柿ですか?」

僕の印象としては和菓子といったほうが妥当な感じ。ちょうど、柿すだれを軒下に吊るした
江戸時代位から建っているであろう旧家が(土間がありました)ご馳走になったお宅の
親戚の家で、その光景の美しさに感動した。

昔は、冬の貴重なおやつであり、保存食だった市田柿。どこの家庭でも普通に作られていた
素朴な食べ物だったはずだが、今では正月のご馳走になってますね。
僕の実家の市原ではひとつ100円くらいで売られててびっくりしました。

この干した柿が干し柿になった暁には、豪勢な正月が迎えられるなあと
捕らぬ狸のなんとやら。。。です。。。


ちなみに、市田柿自分で作ってみたいという方がいらっしゃいましたら、渋柿を廉価にて
お譲りします。ご連絡くだされば送ります。(完全無農薬の柿です)


3畝ほどの小さな蕎麦畑ですから1時間ほどで収穫は終わってしまいました。
10月28日(土)
今日は蕎麦の収穫を子供達と行った。2人に蕎麦を刈ってもらって僕はそれを麻ひもで
束ね、乾燥させるためにハザ状に組んだポールの上にかけていく。
蕎麦を蒔いた当時は、「これを製粉して蕎麦を打とう」と思っていたのだが、最近では
気が変わってこれをそば茶にしたいと考えている。
それで、そば茶ってどうやってつくったらいいのかなあと今いろいろ調べているところ。

ひとつの候補としては、ほうじ茶のように焙じてみようかと思っている。
僕は晩酌はしないのだが、その代わりお茶が大好きで毎晩かなり大量に飲む。自家製
そば茶が飲むことができたらうれしいだろうな。


初めて、この仕事をやらせてもらいました。
田んぼの泥って意外とまとわりつかないのが不思議です。
10月27日(金)
今日は朝雨が降った。「えっ、聞いてないよ」と気象庁のレーダーを見たら、ほんとに局所的な
雨雲が豊丘村を通過していた。めずらしい。
午前中は、りんごの玉回し。
午後は、りんご畑を貸していただいている地主の今村さんの田んぼのワラ立て(というのか?)
の手伝いに行った。今村さんには毎年ワラを大量に頂いている。
よく、稲の刈り取り後の風景というとハザ掛けといって、籾がついたままの稲束をハザにかけて
いく風景を思い起こすが、高齢化が進んだ農村では実はその風景は少数派となってきた
といえるだろう。
手間がかかるし、重労働なので最近では農協のコンバインで刈り取り、脱穀まで頼んでしまう
農家さんも多い。
コメ作りも本当に大変な仕事である。しかも、末端価格は正直これでいいのかというような
値段で売られている。うちなど自慢じゃないがカインズホームで10キロ2,480円の米食べてます。
それだって、炊き方を工夫すれば結構おいしく食べられます。
ご飯炊く時にお餅を1,2個入れて炊くと、もちもちしたおいしいご飯になりますよ。(って伊東家の
食卓ネタですが。。。)ほんと、おいしくなりますよ。

空へと上昇を始めた霧

今年はカメの難を逃れたりんごはきれいなものが多い
10月26日(木)
最近、朝は毎日霧が立ちこめている。
霧が立ち込めた朝は寒い。りんごも朝霧でびっしょりと濡れ、触るととても冷たい。
8時半ころまで畑では合羽を着込んで、寒さをしのいでいるのだが、霧が空に上り、青空が
見えてくるにつれ、合羽を脱ぎ、トレーナーを脱ぎ、長袖をまくり、長袖を脱ぎ、10時半くらいには
Tシャツ一丁でも暑いくらいになってくる。
この急激で、かつ大きな寒暖差がりんごにかかわらず、果物にとっておいしさを引き出す
重要な要素であるといわれている。

りんごの写真は、16時22分撮影。中央アルプスに沈もうとする西日が、かなり長い間
ほぼ真横から畑のりんごにあたり続ける。

まるで夕日の赤が染みたのかと思うくらい、そのときのりんごは真っ赤に見える。
今年の玉も結構玉伸びして、大きな玉になってきました。
りんごの香りを嗅ぐと、ほのかに甘い香りが立ち込みはじめていて、味も甘さはのってきた。
後は、入り始めた蜜が充実するのを待つだけといったところ。
りんごの赤い着色も玉回しを収穫まで続け、できるだけむらなく仕上げていきたい。

芋とったど〜っ!
10月21日(土)
今日はサツマイモ掘りを家族全員で行った。ろくすっぽ耕さず、肥料もなんにも入れてなかった
のでこりゃ不作かと思ったが、まあまあ収穫できた。

子供達は芋が大好きなので、来年は奮起して、今年の10倍くらい植えつけようかと思っている。
そうなれば、冬中おやつは焼き芋である。

あーこも異常興奮しながら芋ほりしてました。

ひたすらまとめて、
軽トラで畑を往復

葉の緑とりんごの赤の
コントラストが今の時期
とてもきれいです。
10月18日(水)
まだまだソルゴー刈り取り→りんご畑へ搬入仕事が続いている。
16日はほたひも手伝ってくれた。あーこは、なぜかうちわを片手にウロウロ。
このソルゴーをりんご畑に持って行くと、来年の夏には腐って、再来年くらいから堆肥として
効きはじめるのではないだろうか。それと同時にこのソルゴーは土をふかふかにしてくれる
効果を持っている。

ふかふかということは、土の中に隙間がたくさんあって通気性が向上し、りんごの根の呼吸に
良好ではないだろうかと思っている。またソルゴーのように固くて容易にとろけてしまわない
繊維質の植物の堆肥は土の中でその繊維がそのまま長く残り、微生物がつかまる場所を
提供してくれるはずだ。土の中の表面積をできるだけ増やしたいというのが狙いである。

りんごも今は鳥につつかれたものなどを捨てずに食べる。、一日に2個ほど味見しつつ
チェックをしているのだが早いものは蜜が入り始めた。やはり、昨年よりりんごの熟度が
進む速度は早いとみている。

りんごのご注文を頂いている方にはお知らせしているが、昨年の収穫開始時期は11月22日
だった。今年は、もしかしたらもうちょっと早く収穫が始められるかな。ちょっと期待。

この畑日記をご覧の方ならおなじみの光景。

それにしてもソルゴーの
生命力はすごい。

10月14日(土)
今日は、刈り取っておいたソルゴーをりんご畑に運び込んだ。
積み込むのは大変だが、降ろすのはあっという間である。ソルゴーは刈っておいたら
またその株元から生えてきて今僕の胸の高さくらいまでまた伸びてきたので、再度刈らねば
ならない。

ところで、最近ふとしたことがきっかけでパソコンのセキュリティー関連に興味を持った。
今まではマカフィーのセキュリティーソフトがDELLのパソコンに入っていたので、そのまま
使っていたが、プロバイダがノートンと結託して低料金でセキュリティーソフトを提供している
のでそっちに乗り換えた。
が、結構、受信したメールが必要なメールまでスパムと判断されてしまったりして、相当
神経質な設定になっている。

僕は、りんご販売をしていく上で非常にインターネットに助けられているのだが、もしかしたら
こちらで当然届いているだろうと思っているメールが実際には神経質なセキュリティーソフトに
よってスパムと判断されて届いていないケースもこれはあるなという気がしてきた。
(その逆もありうる)

この場を借りて(というか僕のサイトだから別に借りているわけではないのですが)、
メールを出したのに私から返信がこないとかいうことがありましたら、お手数ですが
確認メールをもう一度出していただきたくお願い申しあげます。
基本的に、いただいたメールには必ず返信しております。

加えて、りんごの樹の里親様のところには「里親通信」が3号まで現在配信されている
はずですので、もし来てないという方がいらっしゃいましたら、ご一報ください。

本当にスパムメールは多いが、そのおかげで正当なメールまで迷惑を被り、郵送のほうが
確実かなあと思う今日この頃です。

ただいまのりんごの様子です

りんごのまわりに葉っぱがかなりあるので着色管理は結構手間がかかります

働く飼い主を尻目に
もも次郎は昼寝
10月13日(金)

昨日、本日と結構忙しい2日間だった。

まず昨日は夕方から「新規就農里親研修制度」で就農した人間や、研修中の人、里親さん、
そして各自治体の担当の方などが集まって里親事業をよりよいものにしていくにはどうすれば
よいのかという会合があった。

僕にも希望があって、将来ある程度経営が軌道に乗って来れば、新規就農を希望する方の
お手伝いをしてみたいなあとも思っている(まだまだずいぶん先だが。。。)
そういう気持ちもあって、かなり厳しい意見も言ってきましたが、僕自身この果樹という
農業に従事する人たちの高齢化を非常に憂いていて、あと10年、15年たったら本当に
日本の果樹産業はどうなるんだろうとそら恐ろしい気が毎日している。
本当にりんごの収穫量が今の半分くらいになっちゃうかもしれませんよお。それくらいの厳しさ
であることは間違いない。

そして、今日はまた別の観点でここ下伊那地域に県外から人を呼び込むためにはどうすれば
よいのかという題目で、下伊那地方事務所の依頼でパネラー(?)として参加してきました。
僕は異業種からの新規就農という立場から発言を求められていたと思うのだが、この題目は
本当に複合的な要素が絡んでいると思う。

結局、都会から田舎に移り住みたいと思う人はきれいな山河、人柄、住みやすさ、物価の安さ、
などを田舎暮らしに求めて移住を決断すると思うのだが、今現在は確かに飯田下伊那地域は
本当にいいところだと僕は心底思っている。

しかし、たとえば、飯田近隣の町村が単なる飯田のベッドタウンになっていったとすれば、確かに
県外からの人口は増えるかもしれないが今の小さな自治体がごちゃごちゃ寄り合っている
雑多な下伊那の良さが果たして維持できるのかなあという疑問があるし、それに伴って農業が
衰退していけば、みかん以外はなんでも採れるという下伊那の景観、味覚といった魅力も
半減してこのあたりの地域的面白みが薄れていくであろう。

どっちにしても、一番は地元の若い人が流失しないように必死に考えることが一番大事
なんでしょうね。ほんとは。


働くとりゃお
ほたひはあーこの子守

反射マルチの上を
ダッシュするあーこ

ゴールしたあーこ

りんごの下でおやつタイム
10月9日(月)
昨日はりんごの苗木も強風により傾いたものが10本ほどあったので、それを直したりした。
どうも、幹の太さに比較して樹高が少しありすぎるようだ。来年の剪定時に考えなければ
ならない。

今日は、強風一過ということで一日中快晴。昨年もこんな秋晴れの日にりんご畑に反射マルチ
敷きを行ったが、今年も本日行いました。

午前中、家族総出でりんご畑へ。昼はおにぎり持参で遠足気分で行った。憶えている方も
いらっしゃるかもしれないが昨年のりんご畑日記で、反射マルチに座って夢中でおやつを
食べている子供達の写真があった。それは、この時期部落のお祭りがあって子供達は
お神輿担ぎを行って、「おつかれさんでした〜」つーことで大量のおやつがもらえるのだ。

今年も、実は昨晩その祭りがあって、うちの子供らも担いできました。そして、おやつの配給を
受け取ったところでそれに便乗して反射マルチ敷きを手伝わせるという親の作戦なのである。

なにせ、子供達は大量のおやつを持っているという心の余裕からか本当によく働いてくれた。
特にとりゃおは瓦運びを「びっくり腰になっちゃう〜」とかいいながらも、くるくると動き回ってくれ
頭が下がる思いでした。(↑もちろんぎっくり腰のことです)

瓦運びとは、反射マルチはとても薄くて風ですぐにまくれてしまうので端を瓦を重石にして
留めていきます。何ゆえ瓦なのかと疑問に思われる方もいるかと思いますが、この辺の人は
みんな瓦でやってます。僕もなぜだかは分かりませんが、とりあえず借りた畑に瓦があったので
使ってます。

反射マルチはりんごの実の下から日光を反射させ、りんごのお尻まで真っ赤にするというのが
本来の使い方ですが、僕はそこまでこだわっておらず、むしろ西日が入りにくい場所の
枝についている葉っぱに陽の光を届かせ、より多く光合成を行ってもらいたいと思って
敷いています。

あとは、りんごを赤くするために葉摘みをおこなうところも多いのですが、僕は葉っぱは取らない
いわゆる「葉取らずりんご」を作っているので、葉っぱはもちろん摘みません。
その代わり、りんごの幹などに直立して伸びている枝(徒長枝といいます)の葉っぱを外して
りんごの実周辺の葉っぱにより日光が当たるようにしていく作業を続けています。

損失としてはりんご100〜150個程度でしょうか
10月7日(土)
つい先日折れた枝を切ったばかりなのに、昨日の強風でまた一本枝が折れてしまった。
おそらく今年一番強い風ではなかっただろうか。台風は太平洋側遠くにいっちゃったから
全然影響ないなと思っていたらこの風。まいった。

太平洋岸でちょうど二つ玉低気圧のような状態になったとき、日本海側は荒れるというのは
予想がついていたがまさか太平洋側でもあんなに大荒れになるとは驚きだ。

僕が19歳の時、ちょうどこの時期に福島県の駒戸湿原あたりにヤブこぎに行っていて、やはり
二つ玉低気圧で一時的に冬型の気圧配置が強まり雪が降った。そのとき立山で大量遭難が
起きたが、そんなことが昨日のことのように思い出されてきた。


偶然、面白い効果の写真が撮れました。

こんな出来栄えです。

とりゃお大爆発1日で10個食す。
9月30日(土)

今日は、また折れた枝をチェーンソーで切った。
折れた枝は「陽光」という種類のりんごの樹でかなり古い樹。朽ちた株に一本だけ残った
枝だった。僕の園のなかでは陽光はこの枝にしかならなかったので、完全に自家用だった
のだが、これでなくなってしまった。
どっちにしても、主力のふじの枝に対して太陽の光をさえぎる位置に立っていたので来年切る
つもりだったのだが、収穫を目前にして折れてしまいガクーである。

僕が切った枝を子供達に運んでもらった。一人でやればこんなに憂鬱な仕事もないが
子供達に手伝ってもらい、楽しく、かつとても早くかたづけるlことができ、感謝である。

明日は天気がよくないようなので、お礼にシュークリームをつくろうと子供達と約束した。
その代わり、今日はみっちり夕方まで手伝ってもらった。
そろそろ、りんごの実が日に焼ける心配もなくなってきたので、りんごのまわりの葉っぱに
陽が当たるよう、りんごの幹に直立して立つ枝(徒長枝といいます)を切ってもよいものは切り、
樹勢の関係で切らないほうがいいだろうと判断したものは、葉っぱを外す。

(来年のための個人的記録、、、徒長枝は根元の葉っぱはもっと早く外すべき。徒長枝の
根元は結局葉っぱが密集することになり、薬剤散布の点で問題あり。根元だけ早めに外すべき。
この点来年気をつける。)

10月1日(日)

10月になった。いよいよりんごのお問い合わせも徐々に増えてきて、そわそわしてきた感じ。
でも収穫までまだ2ヶ月弱ある。昨年は11月22日から収穫を開始しているが今年もそんなもんで
あろう。

今日は、昨日約束していたシュークリーム作り。
10年ぶりに作ったのでだいぶ忘れていたが、3回生地を焼いて、3回目はちょうどよい生地の
固さがだいぶつかめた。

蕎麦打ちのときもそうだったが、僕は初めての料理を作る時は最低でも3回くらいは続けて
作ることにしている。そうすると、前回の失敗の修正点が短時間で洗い出せるので、コツが
早くつかめる。間を空けると何が悪かったか忘れてしまい、結局同じ失敗を繰り返すことになる
と考えるからだ。

前回の蕎麦の時は、家族みんなに悲惨な思いをさせたが、シュークリームだったらみんな
大好きだからいくらつくっても大歓迎された。



カメにやられた実を
落としていくと日が暮れた。
秋風が身に沁みました。。。
9月28日(木)

今日は、ちょっと辛い写真を見ていただかなければなりません。
写真は、カメ被害にあったりんごです。カメといっても亀ではなくカメムシです。
今年は、もともとカメムシが異常発生するだろうという予想が春先から流れていました。
カメムシが発生するメカニズムはこのようです。まずカメムシが大量に発生するかしないかを
決める大きな要因がひとつあります。

それは、杉、あるいはヒノキ等に代表される針葉樹の
実が豊作か、不作かということです。その実はカメムシの幼虫が育つ際の主たる餌ということ
です。そして、今年は当たり年ということが予想されていました。
カメムシは針葉樹の実が落花するころになると、成虫となり今度は果樹園などに飛来してき
ます。今年は、まずナシが大打撃をうけました。カメムシだけの影響ではないでしょうが、ナシの
前年比20〜25パーセントの減収だそうです。

りんごにももちろん飛来してきますが、カメムシは主に夜活動するので日中は園内では、
見かけませんでした。
ただ、僕の園でのカメムシの吸引害は最近のものではなく、少し前に吸引されたものが
圧倒的に多いと判断します。そして、その特徴として、全園に被害が出ているわけではなく、
特定の箇所に密集しています。ひどい場合、一枝全部やられているいうこともありこのことから
その近辺にカメムシが産卵して、孵化後付近のりんごを吸引、成長し圃場外に出て行った、
というように推察します。
まだ、全体的なダメージは把握していませんが今ついている実のうち5パーセントくらいは
カメムシ被害で、ダメなんじゃないかと推察しています。

9月21日(木)

秋になりましたね。りんご畑には見事な赤とんぼが乱舞しています。あまりの赤さに感心して
なんとか写真撮りたいと思って、赤とんぼの尻を追いかけまわして畑を右往左往してました。
それにしても、自然界の赤ってほんとにきれいですよね。

というわけで「赤」といえばりんご。りんご「ふじ」も徐々にですが色づいてきました。
写真は、若木エリアのふじの写真。この樹のりんごは着系といって着色がいいりんごの系統
の樹です。

若木エリアの樹の樹齢は12,3年といったところでしょうか。25年生位でその樹の最大収穫量に
達してくると考えてますので、まだまだピーク時の半分も収穫は上がってきませんが、1年、2年
3年目と徐々に樹勢が落ち着き、いい実がつくようになってきました。

まだまだこの年代の樹は、僕の個人的印象ですが、子孫を残す(=いい実をつける)
ということに考えがまわらず、自分が大きくなりたい、勢力を拡大したいと考えている
威勢のいい時期です。
そこをなんとかなだめて、おちつかせて、いい実をつけようよと説得すべくあーだ、こーだ
やってます。
人とも通じるところがなんかあるんですよね。りんご栽培って。自分の人生も思い返しながら
「自分がりんごの樹だったら、こんなときどう考えるだろう、どうするだろう」とりんごの樹の
気持ちを日々考えてます。


9月23日(土)、24日(日)

23日は小学校の運動会。24日は保育園の運動会。2日連チャンで正直疲労困憊でした。
でも、天気がよくて良かったよ。


9月25日(月)

今日は、というわけで振り替え休日。世のお父さん方はそんなこと関係無しに仕事に行かなきゃ
だけど、僕はなんせ農家。こういうときは子供と一緒に遊ぶ。

夏休み中に佐藤さんにもらった画材セット一式持って、写生に出かけました。場所は豊丘村から
40キロほど離れた上村というところ。「しらびそ高原」というとてもいい眺めのところがあります。
晴れていれば、南アルプスが眼前にドーンと広がるのだけど、今日は雲が出てしまい、いまいち
でした。しかも結構寒い。さすが標高が2000メートル近くあるだけのことはある。

というわけで最初は山の風景を写生しようと思っていたのだけど、白樺が美しかったので
白樺を描き始めました。が、やっぱり俺の横で絵を描いていたほたひがかわいかったので、
やっぱり「絵を描いているほたひ」を描きました。

愚作ですが、よかったらご覧ください。

家族で写生も楽しいぞ。また行こう。


9月18日(月)
蕎麦の花、咲きました。蒔くのが遅かったんでどうかなと思っていたのですが、咲いてくれて
嬉しいですね。蕾は赤みがかっていたので、「こりゃ、赤い花の蕎麦の花が咲くのかな」と
思っていたのですが、咲いてみると美しい白い花でした。これって、何かに似てますよね。
そうです。りんごの花も蕾は赤いのに花は真っ白なんです。不思議ですなあ。

このまま、順調にいくと刈り取りはいつごろになんだろう。とりゃおの学校でも、蕎麦を育てている
ので、とりゃおが「刈った」と言ったら我が家でも刈ろう。

もうひとつ、花ついでにクイズ。左の黄色い花はなんの花でしょう?。答えは、後ほど。

ここ数日は、台風13号が万一こちらに進路をとった場合に備えて、りんごの樹の枝を
支えている支柱の数を増やしたり、差し替えたりして強風に備えた。ここまできて、風でりんごの
実を落とされまくったんでは悲しすぎるので。しかし、台風は日本海に抜けてくれた。

九州にも知り合いの方、あるいはりんごのお客さんがたくさんいるので喜んでばかりも
いられない。みなさま、お見舞い申し上げます。

9月16日(土)
今日は、ブドウ畑で僕にブドウ栽培を教えてくれる宮島さんが、僕の家族をぶどう狩りに
招待してくれた。子供達はハサミを使って、自分で枝を切り落として採ったものを、まるごと
食べられるので嬉しくて仕様がない。とりゃおは、少しはなれたところでブドウを抱え込んで
ものも言わずに食べてました。さすがに一番好きな食べものはブドウと豪語するだけの
ことはある。彼は、種も皮もぺろりです。

ブドウはもぎたては本当にものすごい濃厚で、本当においしいブドウを食べるのなら
ぶどう狩りはいい手段なのかもしれない。

その後、りんご畑で支柱仕事。あーこは広く開放的なりんご畑が大好きなので、自分まで
開放的になっちゃって、靴はポイ。オムツとズボンも脱ぎ捨てて、お尻丸出し(我が家では
この状態を「おしりマルゲッチョ」と呼んでますが)で畑を疾走し始めました。

いやあ、このときの笑顔は最高なんですけど、お尻がメインの写真なんで後ろ姿で残念です。

あーこは、最近、いたずらがすごくてもう大変です。収穫してきたりんごをりんごを箱詰め
している部屋に置いておくと、ちょっと目を離した隙にかじってしまい、まるでネズミにかじられた
みたいな歯形を残してくれます。

最近では、あーこの呼び名は「ちびわる子」となっており、とりゃおは「あーこの「あ」は「あくま」の
「あ〜」」と歌っています。言いえて妙だな。。。


クイズの正解は、「モロヘイヤ」の花でした。きれいな花ですよね。モロヘイヤ大好きです。




 ←「ドレヲカジッテヤロウカ」鋭い目つきで品定めするあーこ
9月13日(水)
豊丘村でも、昨日、今日と雨。秋雨の季節ですね。今年は7月の大雨。8月の猛暑、降水量の
少なさ、ときて9月は雨ですか。雨、晴れ、雨と一ヶ月周期で天候が変わってる感じ。

というわけで今日は朝から雨降りだったが、昨日折れた枝を発見していたので、そのまま
放置しておくこともできないため、合羽をきて枝を上げに行った。
まず、棒2本で馬を作り、それを折れた枝の下に用意しておいてから、僕自身折れた枝の下に
もぐりこみ肩に枝を担ぐ。そして、「どりゃ〜っ」とかいいながら立ち上がり、枝を持ち上げて
おいて素早く馬を立て枝にあてがいます。
ぎっくり腰にならないようにしないと。。。

つがるの収穫も濡れついでに行う。本来つがるはふじ以上に葉摘みがキツイりんごなのだが、
僕は葉取らずが信条なので、つがるはこんな感じで樹についている

下の写真は今日収穫してきたつがる。玉回しはしているので全体的に赤く着色しているが葉とら
ずなので黄色く着色ムラが残っている。でも、僕はこれはこれできれいだなと感じ好きである。

つがるも販売できるくらいあればいいんだけど、里親のところだけにとどくまぼろしのりんご
っぽくってそれもいいかという気もしてきた。

上の写真を見ていただいて分かるかもしれないが、僕はりんごには直射日光が当たらない
ように葉の下に隠れるように実をならしている。なぜなら、直射日光がきついとりんごが日焼け
してしまうからだ。それに、日焼けが怖いとそれを避けるために早めに収穫せざるを得なくなる
恐れがある。つがるは収穫適期の見極めが難しい。どこまでつがるはおいしくできるのか
日焼けの心配はないのでじっくりと収穫して、日々りんごを飽きるくらいたくさん食べて
検証しています。


カッパン病のようす
こんな感じで葉が
黄色になってしまう。
いまのところ
樹勢が落ちている枝に
発症が見られている。



昼間はこんな感じ。
とにかく暑い。


これは、飼料用トウモロコシ。
多分、牛の餌。
9月10日(日)
最近、このりんご畑日記もそば日記と化してきた感もあるが、原点にもどり今回は畑のことなど。
というか、蕎麦に浮かれすぎて防除の記録を残しとくのを忘れた。

8月29日、31日に防除。殺菌剤と、殺虫剤。今年10回目の防除。

9月にはいって、早生種の「つがる」というりんごとブドウ「巨峰」の収穫をはじめました。
今年は、この2つはりんごの里親さんに送って大体終了となると思う。
つがるはもともと販売するほど量がない。ブドウは今年はまだ畑を正式に引き継いで
いるわけではなく、今年一年間ブドウ栽培を教えていただいているところなので、
里親さんの分だけとりあえず分けていただいて発送して終了になる予定。

ブドウを楽しみにされていた方本当に申し訳ないです。来年はおいしいブドウをたくさん
出荷したいです。

ところで、りんご畑のほうだが病気が出てきた。「カッパン病」といって葉の色が黄変して
やがて落葉してしまう。しかも、伝染するのでどんどん広がっていく。
雨が続くとたちまち広がるので、9月7日、8日にカッパン病を止めるための殺菌剤防除。

8月に一回防除を抜いているのだが、それがいけなかったのだろうか。
スプリンクラーの水でも危ないと最近注意されたのだが、そういわれてみればスプリンクラー
だって水だから雨とおんなじだよなあとちょっと「は〜あ。」
とにかく、この止め打ちが効いて更なる感染を防いでくれることを期待するしかない。

それにしても、毎日暑い。ただ、朝晩はかなり冷え込むようになってきたのでそろそろ
子供達の喘息症状がでてきた。
秋は結構憂鬱な季節なんです。暑いか、寒いか一日中このどちらかだと子供達も調子が
いいのですが春と秋はてきめんに調子が悪くなってくる。
「りんごは医者を遠ざける」という位だから、イメージとしては「うちの子供たちは病気なんて
いちっどもしたことありません!」と宣伝したいのだが、現実は厳しいのである。

それでも、以前福島に住んでいたころよりは各段によくなった。たくましくなったし、体力も
ついた。ただ、人間が豊かさと引き換えに抱え込んでしまったアレルギー疾患は、子供達の
せいではないし、あえていうならば現代人の業を背負って今の子供達があるということだろうか。
単純にりんご食ってるくらいでは健康にはなれないのである。
だから、健康のためというのももいいいんだけどおいしいから食べたいというりんごを作りたいと
変にひねくれて考えているときもある。



これが今日我が家に
来てくれたそば粉だ〜っ。
会いたかったよー。



麺の太さは大目に
見ていただくとして、
つなぎは使わないそば粉十割でつながっています。

長さも30センチ超えてます。
いやあ、ほんとに素晴らしいサイトを見つけることができて
幸せです。

お礼のメール送ろう。


これが今日の晩飯の蕎麦。ところどころ完全に切れないでくっついている蕎麦もあるがそれはご愛嬌。

むしろ子供達は「僕、これっ」
「あたしも〜」という感じで
喜こんどる。

ご飯のおこげを喜んで食べるのとおんなじ感じか。

9月1日(金)
今日から秋ですね。このところ、ずっと晴ればかりでしたがやっと雨が降りました。
今年、定植したりんごの苗木に灌水しなきゃいけないかと心配していたのですが、一安心です。

朝、そのりんごの苗木を定植した畑に草刈に行ってきましたが、その畑は人家が近くて、
草刈の際石飛びで窓を割ったりする危険性が高いと思い、草がかなり伸びるのを待って、
草刈しました。しかし、やってしまいました。ご近所の窓ガラスを割ってしまいました。

夢中で草を刈っていると気づかないのですが、やはり細かい石は飛んでいるようで、今後
どう対策をたてるか思案中です。

午前9時ころまでで草刈は終わらせ、帰宅、10時ころ待っていたそば粉がやってきました。
ヤマト運輸の兄さん俺がうきうきして玄関に出てきたのでちょっとひいてた。。。
なんか、そば日記みたいになってきたな。

早速、100グラム打ちました。ちょうど猿庫の泉の水はなくなってしまった(飲んじゃった)
ところで、ちょっと残念ですが、水道水でトライ。今日は雨みたいなので午後、水汲みに
行って晩飯も、もちろん蕎麦といこう。

まず、とりあえず蕎麦打ち道具は何にもないのでボールに厳密に計ったそば粉をあけ、
これまた電子秤で厳密に重量を計った水を注ぎます。香りが高い。驚きです。
まとまりもいい。更に、打ち粉も併せて購入したのですがきめが細かく、べとついた感じが
なく「なるほど、確かにこりゃ打ち粉だ」と納得。これなら生地がくっつきにくいはずです。

特訓の成果もあり、十割そばつながりました。ただ、やはり包丁がネックです。刃渡りが
20センチもないので押し切りではなく、引き気味で蕎麦にしていくのですがやはり太く
なりがち、途中で切れがち、駒板もないのでお菓子の空き箱のふたでやってるので
やりにくい。ふたまで切っちゃったりして「おっとう、木まで切ってるよ」ととりゃおに指摘されて
ました。

茹で上げ、食せばつるんとして、みずみずしく「そば粉でこんなに違うんだあ」と感動しました。
ただ、ちょっと伸し行程と、切りの行程にどうしても時間がかかってしまうため風味が飛んで
しまった印象。時間を短縮すればもっとうまくなりそうです。

更に、晩飯。やはり十割蕎麦。こんどは水を汲んできました。この水はかなりの軟水で
蕎麦打ちには多分ものすごく向いているんじゃないかと思います。

今度は200グラム初めて打ちました。今度はさっきより若干神経を研ぎ澄ませ、水を生地状態で
判断し、一回目よりは少ない加水量となりました。しかし、このそば粉は本当に自分たちで
まとまってくれるので打ちやすい。全くこねずにくっつきます。ただ、そば粉を動かしているだけ。

包丁は今度は刺身包丁で、麺をきるというよりイカそうめんを作ってる感じの切り方。
さっきよりは長く、かつ細く、イカそうめん風に切れました。

子供達にも好評。「おっとう、おめでとう」とほたひ。「そばが成功した感想は?」ととりゃお。
「あっ、あっ」とあーこ。
ありがとう子供達。おっとうはこれからも蕎麦道をまい進いたします。
これから、蕎麦ネタが増えそうだ。。。


耕した畑をレーキで
平らにならしていきます。

ほたひは結構うまいです。
このときとりゃおは
あーこのお守り

あーこ(我が家でのあーこの呼称)乱入してきました。なぜかすでに泥だらけでした。

せんべいの袋などに
乾燥剤として入っている
石灰を撒きました。
ごみ減らしにもなります。

あーこが歩き回って、
すでにでこぼこ状態ですがとにかく種を蒔きました。

とりゃおに蕎麦サイトの
ページをくくらせ無謀にも
打ち始めました。

十割蕎麦、4回目の挑戦作。
一応、つながっています。
8月30日(水)
僕は、蕎麦が好きです。それも、つなぎ無しで打った十割そばが大好きです。
実は、先日とりゃおが学校の先生から蕎麦の種をもらってきました。それを畑に蒔いたのですが、
その日から生活が一変しました。

まずは事の顛末から。。。
8月27日に蕎麦の種を蒔くため、トウモロコシ、枝豆、ジャガイモ畑だったところを、草を刈り、
ミニ耕運機でおこしました。面積では0.3アールほどのちいさな蕎麦畑です。
それまでは、蕎麦をつくろうなんて考えたこともなかったのですが、とりゃおがなんの前触れもなく
種をもらってきたもんですから、インターネットで「どうすりゃいいんだ、いつ蒔けばいいんだ」と
急いでしらべました。

その結果、播種の時期としてはちょっと遅いようなのですが、近年冬の冷え込みも遅くなって
るからなんとか大丈夫だろうということで蕎麦つくりを断行することといたしました。
午前中は、家族全員で蕎麦を蒔き、あーこは泥まみれになって終わりました。

さて、午後ですが、蕎麦は実がついたらどうするのだ。ネットで調べました。
とにかく、実がついたら「脱穀」して、「製粉」しなければ蕎麦は食べられない。あたりまえですが。
そのまえに蕎麦が打てないと話にならないということが分かりましたというかそんなこと
知ってるわ。

実は、私、料理にはかなりの自信を持っております。したがって、蕎麦も脱穀、製粉はどうする
のか棚に上げて「俺なら蕎麦なんて簡単に打てる!」と確信いたしました。

次の瞬間、もう蕎麦が打ちたくなってきました。ネットで調べました。打てそうな気がしてきまし
た。近所のスーパーに行って、300グラムのよくあるそば粉を買ってきました。道具はなんにも
ありませんが、「家にある道具でそばが打てる」というようなサイトがありましたので、
そのページを開きぱなっしにして、無謀にも二八蕎麦を打ち始めました。

昼飯はうまい蕎麦が食べられる〜。と勝手に妄想して打ち始めましたが、
結果見事に玉砕しました。折りたたんだ蕎麦はくっついちゃって離れないし、粉っぽいし、
切れるし、とても蕎麦とはいえない代物でした。

昼飯は悲惨でした。。。妻と、子供たちは、気にせず食べてくれましたが。。。

でも、そこでめげない俺。それが私のいいところ(なのだろうか。。。)。
近所のスーパーにまたそば粉を買いに行きました。今度は失敗してもいいように、300グラムの
袋を3袋も買っちゃいました。

さっきは打ち粉が少なかったからくっついちゃったに違いないと思い、若干打ち粉を増やし
ました。結果は、惨敗でした。また同じような代物が、ざるの上に。。。

晩飯は悲惨でした。。。妻と、子供たちは、気にせず食べてくれましたが。。。

ショックでした。蕎麦打ちは生半可なことではできないのだろうか、やっぱ蕎麦教室に通った
ほうがいいのだろうかと思案しました。ネットで更に探求していると、ひとつ珠玉のサイトに
たどりつきました。そのサイトはつなぎを使わず十割で蕎麦を打てる方法を惜しみなく、
しかも懇切丁寧に公開してくれている素晴らしいサイトでした。

いずれは十割を打ちたいと勝手に決め付けていた僕は、「そうか、十割で打ったほうがいいの
か」と単純にも、納得してそのサイトを頼りに今度はつなぎを使わず十割で蕎麦を打つ事に
ました。ただ、そば粉の品質が蕎麦の出来をかなり左右するということもいろいろ調べて
わかり、「やっぱ、安物のそば粉はだめだな」と過去の失敗はすでにそば粉のせいに
なりました。

そのサイトでお勧めのそば粉を、お勧めの製粉所に頼みました。なんと諏訪の製粉所でした。
やっぱり、信州は蕎麦どころなのですねえ。しかも、以前ご紹介した、猿庫の水は蕎麦打ちに
非常にむいている水であるということが判明したのです。そして、その水は今手元にある。
これは、蕎麦打ちの風が吹いてきた〜と、やる気パワーが湧いてきました。

頼んだ良質のそば粉が来る前に、技術を確立しようと言うことで、スーパーで買った安物の
そば粉で十割蕎麦の特訓をすることにしました。すなわち、打ち技量の未熟さも考慮して
100グラムずつという少量で打つことにしました。
今までの打ち方は、水が少なかった気がしたので加水量を若干増やしました。

1回目はまず水が多すぎました。ねちょねちょになってしまい、蕎麦打ちどころではなくなって
しまいました。早々にあきらめ、それは団子にしてしまいました。

1回目の失敗は想定内です。2回目、1回目より少しを水を少なくしました。今度はまとまり
ましたが、バサバサした感じです。案の定、折りたたむとくずれてしまいました。
それでも、なんとかむりやり切って、茹でて蕎麦にしました。ちょっと粉っぽい感じです。

2回目の失敗は想定内です。3回目、今度はつながりましたが、まだ粉っぽい。

3回目の失敗は想定外です。4回目、今度はデジタル秤を持ち出してきて、水をしっかり軽量
しました。すると今まで、軽量カップで判断していた水の量は実際は僕が考えていたよりも
少なかったことが判明しました。この程度の誤差は、ケーキなどのお菓子作りでは許容されるの
ですが蕎麦うちでは致命的な失敗を招くようです。

4回目は、なんというか、そば粉が自分たちでまとまろうとする瞬間が分かってきたような気が
しました。ただ、すでにお腹いっぱいでほとんど食べられませんでした。

9月1日に頼んだそば粉が来ます。まちどおしい。。。

ソルゴーの長けを
分かっていただきたくて
わざわざ三脚持参で
写真を撮りました。
この裏に野菜畑があるなんて
知らなきゃ分かりません。


刈り終わりました。
約1アールですから、
1,000平方bです。
8月26日(土)
25日、26日と本腰を入れて、野菜畑のソルゴーを刈りました。今年のソルゴーはすごくて
一番成長したものだと4メートルくらいの高さまで到達しました。これで畑をぐるっとおおっている
(というより、ほとんどソルゴーが占めているが)ので、害虫も畑に到達できないというわけです。

一昨年、昨年と僕はナスも栽培して農協に出荷していましたが、今年は全く、本当にまったく
農薬を使わなかったのですが、アブラムシ発生せず、オオタバコガ発生せず、ダニ発生せず、
唯一困ったのはカメムシ、といった状態で過去2年間と比較しても害虫の発生は極端に
減りました。

逆に、蜘蛛、カマキリ、テントウムシ、アマガエルといった益虫、益獣の類は増えました。
彼らの存在も害虫駆除に大いに役立ったことでしょう。

里親の皆さんに無農薬、完熟野菜をなんとかお届けすることが達成できて、ソルゴーに
感謝です。トマトも結局殺菌剤は使わず、木酢液を散布しました。

それはさておき、伸びに伸びたソルゴー刈りは大仕事でした。刈り払い機で地味〜地に
刈って行きました。刈ったソルゴーは乾燥させてからりんご畑に運搬、りんごの株元に敷きます。
マルチになって草刈の手間が省けるのと、腐れば良質の堆肥になります。
まさに、一石三鳥の植物がソルゴーです。

。。。運ぶのが、憂鬱です。。。


りんごの写真です。早生種の「つがる」です。
ようやく色づき始めました。今は色が満遍なくつくよう玉回しをしています。
ふじほど、真っ赤にはなりませんが青みがかったさわやかな赤色に着色します。
さわやかな酸味を連想させるような色で僕は好きです。
つがるも通常は葉摘みをするのですが、ふじ同様つがるも葉摘みをしないで収穫まで
いってみたいと思います。ただ、ふじと違って収穫適期の見極めが難しいりんごです。

9月上旬に収穫し、随時発送していきます。
つがるは、里親の方に発送する分と、私たちで楽しむ分だけで終わってしまうので、
販売はいたしません。それだけ多くの方が、里親になってくれたというわけで本当に
感謝です。

もう少しです。待っててくださいね。

8月24日(木)
今日の作業は朝2時間ほど野菜畑の草刈を行ったのと、その後刈り払い機の刃を研いだのと
それくらい。

最近りんご畑日記が畑以外のネタで占められているが、8月は日差しがきつくて、
基本的に午前10時から午後2時までは外に出ないことにしているので、
朝と夕方しか仕事をしていない。つまり、あんまり働いていないということです。。。
それにしても、草がまた伸びてきたなあ。そろそろ刈らないとと少々憂鬱。

さて、たまには畑の写真。今年のりんごは7月の長雨、大雨の影響を多少なりとも
受けている。特に多いのが写真のりんごのようにソバカスのようなポツポツが果面に
現れるというもの。

正確な原因は分からないが、薬剤散布後に雨でその薬剤が流れてしまったことが原因では
ないかともいわれている。あるいはは、特定の成分だけ流れずに果面に残ってしまったために
このような障害が発生したのではという説もある。

味には影響はないとは思うのですが、見た目は確かに悪くなる。
摘果していく上では、こういう見た目が悪いやつを落としたくなるのだが、味と蜜入りを重視して
実を残していくことにしているので、少々見た目が悪くても「これはおいしい実になりそう」という
物については残すことにしている。

昼下がりの虻川と子供たち

完全に2人の世界に入っておりました。

なんとか自分も参加したくて後ろでウロウロあーこ。いじらしい。

ピザ生地つくりも大騒ぎで

子供はなんとなく子供部屋に集まってくる
8月23日(水)
昨日で、とりゃおの夏休み終わり。今日から、とりゃおが昼、家におらず打ちひしがれた大人が2人
家におる。

ほたひは、「とびひ」に感染しているため、強制的に保育園を休ませ親の慰めとしている。
今日は、皮膚科に行って来た。

それにしても、夏休みが短すぎる。冬休みまで長い道のりだなあ。
午後は野菜畑の周りのソルゴー含め雑草刈り。少しづつりんご畑に刈った草を移していこうと
考えている。

8月22日(火)
今日は、夏休み最後の日ということで、最後の思い出作り(親の)。八ヶ岳の白駒池に行って
来た。ここは、僕と妻が18年前に八ヶ岳縦走の際、立ち寄ったところである。

麦草峠からコメツガとシラビソの樹林帯を30分ほど歩く。妻は18年ぶり、僕は16年ぶりに
白駒池に到着した。昔は、重いザックを背負ってフラフラになりながら歩いたところだった
ので、妻はほとんど記憶がなかったようだったが、やはり行ってみるとおぼろげながら
記憶が蘇ってくる。

池で、子供達とボートに乗ろうと思っていたのだが、あいにく雨が降り出してきた。遠くでは
雷も鳴り出していたので、子連れの身としては一目散に退散を決め込んだが、結構雨脚は
早く本格的な雨になってしまった。

本当は高見石にも行ってみたかったんだけど、まあ長野に住んでいるんだから、また来れば
いいやと思えるのが長野暮らしのいいところである。

8月21日(月)
朝、りんご見直し摘果。これでほぼ収穫まで残す実だけが樹についていることになった。
午後は、隣のみーくん(とりゃおの一番の親友)を誘って虻川に川遊び。夏休みが始まる前は
キャンプに行こうと計画していたのだが、大雨でやむなく断念。せめて川遊びだけでも行こうと
いうことである。

昨日までカンカンに晴れていたのに、今日に限って曇天。でも、蒸し暑く、なんとか川遊び
OKという一日だった。いい思い出になったかな。

夕方までたっぷり遊んで帰ってみると農業改良普及センターからファックスが来ていた。
一昨日打ったダニ対策の片栗粉アンド牛乳防除はいい結果をもたらしていた。
ダニは防除前の5分の1くらいまで密度が低下。逆に天敵であるダニ(カブリダニ)は
若干増えているということで嬉しい展開になってきた。
ここまで来れば、今年は殺ダニ剤未使用で行けると確信した。

ただ、このところ通り雨が不定期に降るので、病気の発生が心配ではある。

8月20日(日)
朝は見直し摘果。その後8時から部落の出役。堤防の草刈。ものすごく暑くてかなり
危ない。熱中症で死んだら誰が責任とるつもりなんだろうというくらいの暑さ。
せめて5時半くらいから開始にして欲しい。まあ、このHP地元の人は誰も見てないだろう
けど。。。

午後は暑くて死にそうだったので、涼しいところに行こうとクーラーのない我が家の全員の
意見が一致。飯田のプラネタリウムに出かけた。寒いくらいにクーラーが効いていて、風邪を
ひきそうなくらいだった。

8月19日(土)
下の続き、晩御飯はピザにしようということで生地を練り始めたら、とりゃおのクラスのしんちゃんが
泊まりに来た。彼はクラスメート12人の家を夏休み中に泊まり制覇しているのだ。しかも
それが夏休みの自由課題。面白いね。

3人でピザ生地を練って、のして、トッピングして、自分たちで作ったピザはおいしかったようだ。
夜はとりゃおとしんちゃん興奮して眠れなくて、雷を落とされましたとさ。




3時半のりんご畑。ちょっと
早すぎるのかも。



4時37分のりんご畑。
ようやく東の山の端が
白んできた。



枯れた枝


家の中からももと
目線が同じ高さになるように
しました。



子供達はデッキの上で
絵を描いたりシャボン玉を
したり思い思いに楽しんで
います。


14日に佐藤さんに
もらったお土産です。



ガスが出てきて
御岳は隠れてしまった



田中さんファミリーと
中央アルプスをバックに



もはやジャングルの様相を
呈してきた野菜畑で
野菜をもいでいってもらった。
ソルゴーにびっくりしてました
8月19日(土)
しばらく更新が滞りましたが、結構いろいろなことがありました。
整理しながら書こう。

8月19日(土)
今日は朝3時半からりんご畑のダニ防除。もうすでに夜明けが結構遅くてなかなか明るくならず
携帯電話の明かりをたよりに細々と最初のうちは行っていた。

今朝の目覚めは午前1時。妻が起きたので「もう3時か」と勝手に勘違いして、寝起きのヨーガを
10分ほど行い体を起こした。直後、妻にまだ午前1時であることを指摘されもう一度寝ようと
思ったがヨーガの効果はすごくて全然眠れない。仕方なく起きて朝ごはんを食べ、ボーっと
3時をすぎるのを待ち、畑にあがった。

この時間に畑にあがると、よく動物に出くわす。過去には鹿、キツネ、タヌキみたいなものが
畑から走り去っていったことがある。

今日の防除は、完全に葉ダニ対策のため。片栗粉と展着剤代わりに牛乳を使用したため、
マスク、合羽を着用する必要がなく体力的には楽だった。

このところ、雨は通り雨くらいのもので乾燥した、しかも厳しい暑さの日が続いているため
ダニの発生には最適な環境である。殺ダニ剤を使わず、天敵を増やしていきたいと考えて
いる今年は今が我慢のしどころなのであろう。

話は戻るが、防除をしながらりんごの梢を見上げると今朝は本当に星がきれいだった。
あんまりきれいなので防除をしているのも忘れて、手を止めてしまうくらいだった(寝ぼけ
ていたといううわさもあるが。。。)。

夜明けを眺めていると、昔の記憶がまたも蘇ってきた。僕が18歳で山登りを始めた年の夏。
北アルプスを北から南まで縦走するのが夏合宿だった。

蓮華温泉から朝日岳に登り、そこから白馬、後立山、裏銀座を経て槍ヶ岳、表銀座、いったん
横尾に下りて、それから奥穂高に登りました。

毎朝(?)2時半起きで4時には出発してましたので、毎日朝焼けを眺めながら歩き始めました。
20日分の食料が重くて、最初のうちは10分で滝のような汗で本当に最後まで行けるのか
不安でしたが、人間慣れてくるもんで結局全行程を1日停滞しただけで歩ききりました。

ひもじくて、途中で非常食のチョコを先輩に隠れて食べたり、拾った錆さびの缶詰をカレーに
いれて食べたりしてましたが、振り返れば高校時代ボケーっと3年間すごしていた僕が
奮起して山登りを始め、一番達成感を味わった山行でした。

8月18日(金)
午前中、枯れた枝と、折れていた枝をまとめてチェーンソーで切り落とす。
枯れた枝は枯れたのを発見する前に最後にみたのは8月5日だった。その時はさほど
異常は感じなかった。15日に気づいたのだが、その時はもう手の施しようがない枯れざまで
呆然としてしまった。

腐乱病の枝で、ペットシートを巻いてあったのだが、正直それが悪かったのか、それとも
どのみち同じことだったのかそれは分からない。

折れた枝は、太い枝が2本基部から分かれていたのだが、そのうち一本はやはり腐乱病で
樹勢が落ちていた。この元気のない1本を切り落とそうか迷っていた矢先に、折れてしまい
悪いことにもう1本の元気のいいほうに圧し掛かり、それも折れてしまった。

判断は素早く、思い切りよくやっていかないとおばあちゃんの畑の樹はかなり傷んでいるので
再生の道はきびしい。捨てるべきは捨て、助かると思うものは優先的に処置を施していく。
厳しい父性原理が必要だと改めて思いさらされた。

8月17日(木)
本日は僕のこの夏の宿題を片付けた。
それは、もも次郎のスペースを作ること。豊丘村に移住して忙しさにかまけ、実はもも次郎の
犬小屋もなかった。家の外壁沿いにボロキレのように寝そべるももを見て、「申し訳ない」と
思いつつ、後回しになってきたがこの夏にはなんとかしようと思っていた。

将来簡単にばらせる様鉄パイプで足場を組み、その上に板を渡すだけの簡単なウッドデッキを
作り、その上にもも小屋を乗せる形式にした。今は暑いので網戸の網を全面にはりめぐらして
いるが、寒くなってくれば外壁をつけなきゃなあ。

8月16日(水)
今日は午前中少し体調が優れず、うたた寝をしていたが午後から出かけた。
暑くて、暑くて、涼しいところに逃げたかった。あと高いとこ。

というわけで、午後から無謀にも木曽御岳の7合目にあたる「田の原天然公園」
出かけた。伊那まで北上し、開通してほどない権兵衛トンネルであっという間に木曽へ。
こりゃ便利だ。

田の原天然公園は2200メートル近くあるそうで、ここ数年で一番高いところに来た。
目の前に巨大な御岳がそびえ立ち、子供らいくつくらいになったら登れるかなあと
しばし思案に暮れる。でも、せっかく長野に住んでいるんだからいつかは登ってみたい。

8月15日(火)
今日は東京から田中さんファミリーがやってきた。田中さんファミリーとは僕のりんごの
お客さんでりんごの里親にもなっていただいている。
今回、初対面だが、メールを何通もやり取りしているので全然初対面の気がしない。

りんごを通じてこうして訪ねてきて下さることになるということは、面白いし、嬉しいの一言
である。短い時間だったが、りんご畑を案内させていただき、お土産に野菜を持って帰って
いただいた。
田中さんは「田舎がない」とおっしゃっていたのだが、これからは豊丘村が田舎ですよ!。
またのお越しをお待ちしています。

8月14日(月)
盛岡の佐藤さんが去年に引き続き今夏も足を運んで下さった。
佐藤さんとは、僕の学生時代の登山クラブの大先輩であり、同じ盛岡出身者、といろいろと
共通点がある方です。しかも、奥さんのご実家が諏訪。不思議な縁を感じる方です。

今回は大量のお土産とともに現れ、この荷物が一番多かったのではと恐縮。
ご友人お二人からも荷物を託され、子供達は思いがけないプレゼントに大興奮でした。

佐藤さんは渓流釣り、キノコ狩り、山菜と多彩な趣味を持っておられ、なんと僕に(とりゃおに?)
渓流釣りの竿をプレゼントしてくれた。豊丘村滞在の時間もあまりないのに、強引に虻川上流に
佐藤さんから釣り指南を受けるべく、強制連行したがなにせ夏休みまっさかりで川には
川遊びのファミリーが大量に出動していたため、川に降りられず、すごすご戻ってきた。

慌しくて写真も撮れませんでした。2時間ほどの再会でしたが下がり気味だった
モチベーションが急激に戻りました。


泳ぐとら
実はとりゃおは水泳が
苦手なのだが
川ではがんばった



泳ぐほたひ

水はすごく冷たくて
しばらく泳いでると
寒くなってくるが日差しが
強く気持ちいい

8月8日(火)
台風7号が日本列島に接近していたので警戒したが、長野方面には進路をとらなかった。
見事に南アルプスに進路を阻害され、雲もあまり伊那谷には入って来れず、雨もほとんど
降らなかった。

今日は、朝涼しかったので9時ころまで草刈。りんごの樹の根元まわりの草を刈ってすっきり
した。
その後、日中は雨なのだろうと思い込んでいたので、ちょっと足をのばして
安曇野ちひろ美術館に行きました。東京にあるちひろ美術館ははるか10年以上前に
行ったことがあったのですが、長野に住んでいるのだから、安曇野のほうにも行ってみたいと
思っていました。
あーこが子供達の絵を見て、特に3人の子供達が描かれているものに強く反応するので、
あーこなりに「自分たちは3人兄弟なんだ」ということがわかっているんだなあと感心しました。

とりゃおとほたひは世界の絵本に夢中でした。なかでも、古い絵本に興味を示しピーターラビットの
古い本が我が家にあるものと同じであったということに興奮しておりました。

8月5日(土)、6日(日)
両日ともに早朝からりんごの防除。ダニがまた増えつつあるため片栗粉と、シンクイムシ対策
およびカメムシ吸害予防のため殺虫剤を併せてまく。殺菌剤は、晴れが続きそうなので抜いた。

5日は本当に暑かった。最高気温が35度とか。。。たまらず川に泳ぎに行った。
4日の昼前の空いた時間で、川遊びできそうなスポットをとりゃおと一緒に下見しておいた。
あーこでも遊べそうな場所を見つけておいたので迷わず直行。

車で20分くらいかかるが村内の川の上流にきれいな流れがあり、子供だと十分泳げる水深で
ある。ゴーグルをつけて無理やり泳いで見ると、ヤマメであろうか魚がたくさん泳いでいるのが
見える。手を伸ばすと届きそうなところを泳いでいる。

最近のりんごの仕事ははっきりいってひたすら草刈である。


成果
7月31日(月)
最近の日課。朝起きて、子供達がラジオ体操から帰ってくると、一緒に出かける。出かけた先は
雑木がたくさん生えているとある場所。ここに、カブトムシ、クワガタ用のワナを仕掛けてあります。
夕方もたいてい草刈をして、汗まみれ、草まみれになって帰ってくるので風呂に入ったあと、
とりゃおにせかされワナを確認しに行きます。

そのワナの効果はすごいんです。確認しに行くと必ずなにかはかかっています。
今回は、そのすごいワナを特別にご紹介しましょう。(って偉そうにいってますが、昔テレビで
やってた。。。)

用意するもの。バナナ2本。カルピス。古ストッキング。
まず、バナナとカルピスをあわせてぐちゃぐちゃにこねます。カルピスは大匙2杯程度でいいと
思います。

こねたら、ストッキングのなかにいれて、コナラ、クヌギなどの広葉樹の幹にしばりつけます。
そのあとは、朝、夕の一日2回程度確認しましょう。効果は3日程度持続すると思います。

注意する点は、スズメバチも匂いに誘われてやってきますので、その点だけはくれぐれも
気をつけてください。

あとは、効果がなくなったら必ず回収しましょう!。

ちなみに、このワナで、カブトムシ オス4匹、メス4匹、ノコギリクワガタオス1匹、ヒラタクワガタ
オス1匹、というのがこの2日間の成果です。まだまだ、豊丘村は自然が豊かなんだなあと
実感できました。



親子レク時の水遊び。
こんな人工的な池じゃなくて
本当の川に早く遊びに
行きたいなあ。



一房、一房袋を
丁寧にかけていきます。



田んぼ脇の用水路を
探るとりゃお。こういうのは
大・大・大好きです。



7月26日の風景。
そろそろ梅雨明けかなあ。右下にブドウ畑が見えてます。
7月27日(木)
あ〜づ〜い〜。昨日、今日とここ豊丘村でも最高気温が33度くらいまであがったようです。
長野県の大雨でご心配くださった皆様ありがとうございました。大丈夫です。
無事ですと近況を早目にUPすべきでした。申し訳ありませんでした。

ただ、大雨の影響は結構あって、天竜川河川敷の様子は一変してしまいました。
また、山の方へ行く道は土砂崩れ等で通行止めになってしまい、キャンプ場へ行く道が
閉ざされ、キャンプ中止を余儀なくされました。

さて、本日はブドウの袋がけをした上に更に、日焼け防止のための新聞紙かけを行って
きました。ものすごい炎天下なのですが、ブドウ棚の下は日陰ですから、暑さもだいぶ
しのげます。

今日で、だいたいブドウの仕事はひと段落で、あとは収穫の時期まで完熟を待つことに
なります。もちろん、害虫、害獣などありますから、それらに襲われないことを祈りつつ。

7月26日(水)
ブドウに袋をかけていきます。袋をかけることにより、害虫や病気からブドウを守ることが
できます。特に今年はカメムシが例年に比べ相当多く発生しているようで、ブドウの粒も
今日の段階で結構カメムシの被害をうけていました。ただ、ブドウはりんごなどと違って
被害を受けた粒を取り除けば房全体にはそれほど影響がでないところが大きな利点です。
りんごだと、一箇所カメムシに汁を吸われてしまえば、商品価値ががくんと落ちてしまいます。
ブドウはその点本当にいいです。

りんごだと、実を袋に入れてしまえば着色しなくなってしまうし、甘みも落ちるのですが、
ブドウはその点は関係ないそうです。同じ果物といっても、ブドウはツル植物みたいな
もんで、だいぶりんごとは考え方が違います。

7月25日(月)朝、病院で例の頭の出来物の抜糸と、結果を聞きにいった。
結果的には良性の代物だったそうで、一安心といったところか。
ただ、抜糸と結果を聞くだけで半日つぶれてしまった。2つあわせて正味10分もかかってない。
このクソ忙しい時期だけに、腹立たしい。

午後は気を取り直して、草刈しまくっていました。バテた。今日だけで、2キロ体重が減った。

7月24日(月)
今日は、仕上げ摘果。やっと一区切りがが見えてきた。なんとか7月中に終わらせたい。
夕方、子供達と近くの川や用水路、田んぼの水路などに雑魚捕りに行った。とりゃおに
誕生日のプレゼントで魚とりの網をあげたので、行かないわけにはいかないのだ。

ドジョウや、ヨシノボリ、オイカワなど捕まえ、先日用意した水槽の中へ。
あーこも、興味しんしんで泣いたり、ぐずっている時でも水槽の前に行って、魚の泳ぐ様子を
見るととたんに機嫌が回復する。生の生き物パワーはすごい。テレビなんか全然かなわない。

7月23日(日)
曇天でしたが、今日はとりゃおの学校の同級生親子皆で、親子レクリエーションの日でした。
マスのつかみ取りと、竹筒ご飯つくりを行いました。
公園の池で水遊びもしたのですが、寒くて、ガタガタ震えている始末。でも、子供は
水の中に入りたいんですよね。暑いと、竹筒ご飯作りが地獄だったろうし、炎天下で
水遊びができなかった子供達は気の毒だし、複雑な心境です。


摘粒後のブドウの房。
だいぶ大きくなりました。
種の入っている粒だけを
残していきます。
この後は、一房ずつ
袋がけを行っていきます。



りんごの実の上で
正座するアマガエル



2日早かったのですが
とりゃおの誕生日を祝いました。
誕生日のプレゼントは
魚とりの網と、顕微鏡。
顕微鏡は僕もダニ研究で
使わせてもらおうと思って。。。



野菜畑。
?っと思った方も多い
でしょうが、ソルゴーと
いう緑肥植物を全面に
生やしています。
これによりアブラムシの
飛来が革命的に減るという
効果もあります。
真ん中にちょこっと野菜畑があるのが分かるでしょうか。

ナス、キュウリ、ピーマン、トマト、さつまいもを栽培中。
収穫祭で焼き芋もやりたいと
思っているんで大収穫希望。




7月前半は毎日こんな
暑い日ばかりだったのに
今日は長袖を着てました。
7月18日(火)
早いもので、7月も2分の1終わっちゃいましたね。
毎日、いろいろなことに忙殺されております。

早速ですが、もも次郎が番をしたトウモロコシ畑のその後。「どうなったんだ?」という
お問い合わせがきております。恐縮です。

どうやら、犯人はハクビシンらしいです。しかも、うちの畑はどうもハクビシンの通り道なんだ
そうです。昨年、一昨年と被害がなっかたのは、僕がつくったトウモロコシはたいしたもんが
できず、ハクビシンも相手にしてなかったみたいです。しかし、今年は一転気合を入れて作り
ました。それでハクビシンも「これは見過ごせない」と思ったらしいです。聞いたわけじゃないけど。

7月11日の夜からもも次郎に畑の前で夜警をさせました。果たして、その晩のことです。
夜中になんか「ガオガオ」怪獣の鳴き声みたいのが聞こえてきました。僕はもちろん眠って
いたのですが、寝ながらも「なんだ?誰かのいびきか?それとも俺のいびきか?」とか夢うつつ
で考えてました(めずらしいと思うんですけど、たまに自分のいびきが聞こえるときがある)。

しかし、妻に起こされ我に帰りました。「そうだ、ももが畑にいるんだ」その変な声は、ももの
声とは明らかに違う聞いたこともない声でした。時刻は午前3時。
おそらく、ハクビシンが畑のそばのもも次郎に対して威嚇の声を発しているに違いない。
懐中電灯をつかみ外に出てみたところ、確かに何者かが畑のそばから走って逃げていく
気配がありました。もも次郎はというと、僕の顔をみてホッとしたような顔をしてたので
怖かったみたいです。しかし、夜警はいまだ継続中。。。がんばれもも。

7月12日(火)
ブドウの摘粒作業を午前、午後ともに。
摘粒とはブドウの粒を一房35〜40粒に揃えていく作業。はさみで一房、一房不要な粒を
つまむようにして取り除いていく。根気の要る作業です。

7月13日(水)
ハダニの発生が結構すごいことになってきたので、にんにく木酢液の300倍液を特別散布
した。木酢液で駆除しようというより、葉っぱの裏側までしっかりと高圧水を吹きかけハダニを
吹き飛ばすような感じで行った。木の下にもぐりこんで散布したので、頭から足の先まで
びっしょりと濡れた。今後のびしょ濡れ週間の始まりであった。

7月14日(木)
午前、午後ともに摘果。
7月6日に農業改良普及センターの依頼で、僕の畑のりんごの樹数本につき殺ダニ剤の
試験を行った。殺ダニ剤といってもデンプンを主成分とした薬剤で、デンプンの粘性を利用して
ダニの体にある気門を塞いで窒息死させるというものである。「粘着君」という商品名。
(ハダニの気門はダニの背中側にあるのだが、天敵のダニの気門は腹側にあるらしい。
よって、天敵には窒息死してほしくないのだが、多分大丈夫なのだろう)
卵には効かないのだが確かに成体には効果がある。

普及センターからデータを13日にもらってその効果を確認して、だったらデンプンを溶かして
自分で殺ダニ剤をつくったらいいじゃんと思った。そこで片栗粉を大量に買ってきた。

7月15日(金)
片栗粉と展着剤でダニ対策特別散布。効果はあるようです。片栗粉は殺ダニ剤に比べれば
値段は比べ物にならないくらい安いし、なにより抵抗性がつかないという点がいい。
もちろんデンプンだから安全性の点でも全く問題がない。

ハダニについては、自分でもテーマを持っていろいろ調べて行きたい。

午後は、雨降りだったが仕上げ摘果。またずぶ寝れ。

7月16日(日)午前中はずぶ濡れで摘果。午後はとりゃおの誕生日を祝うため、料理。
とりゃおは18日で8歳になります。早すぎるよな。どんどん大きくなっていく。
子供に遊んでもらうための遊びを本格的に考えていかないとな。

7月17日(月)午前中はずぶ濡れ摘果。午後は、昨日時間切れでケーキが焼けなかったので
ガトーショコラを焼いた。雨が2時間ほど小降りになったので、裏の畑周りの草刈など多少。

7月18日(火)午前中はトマトに屋根がけ。栽培しているトマトが思いっきり露地栽培には
むいていない品種であるということが判明。屋根をかけることを考えずにトマトを吊るす支柱を
組んでしまったので、本日3回目の支柱架け替え。やっと屋根をかけることに成功した。
ちゃんとよく考えて物事は行わないと、あとで2度手間、3度手間になるという典型的な事例。

今日も、激しい雨だったがトマトは濡れると、割れるは病気はでるはで収穫皆無という
可能性もあるので、またもやずぶ濡れでやりました。後、トマトだけは最近散々雨に打たれた
ので、上記の理由もあり殺菌剤を明日あたり散布しようと思う。

他の野菜は、無農薬、無化学肥料で今のところきているが、トマトだけは仕方がない。
それにしても、キュウリが今年は当たり年でものすごい勢いで採れまくっている。食べるのが
追いつかないよう。今年のナスは柔らかくて本当においしい。漬物が最高にうまい。

午後は、飯田の市立病院で側頭部の出来物を切除手術。王監督の手術に比べりゃ
虫刺されみたいなもんだが、最初局所麻酔が効いてなくて、メスを刺された瞬間
「いて〜っ!」。手術そのものは5分で終わりました。
出来物が、良性か、悪性かは来週分かります。


ムジナ、いやもしかしたらハクビシンかも。。。

仕上げ摘果後はこんな感じでダメだしされた実が散乱します。

葉っぱの上の赤いポツポツがダニ。この時期一枚の葉っぱの上にこれだけのダニがいるということはかなり密度的にはダニ多しという状態です。
7月11日(火)
早いもので、7月も3分の1終わっちゃいましたね。
7月は、いろいろ忙しいんです。小学校の行事とか、保育園の行事とか、もちろん農作業も。
ちょっと、草刈が押されぎみですが、なんとかがんばります。

今日は、ショックなことがありました。
午前中の、摘果作業を終え、お昼を食べて、腹ごなしに家の裏のやさい畑の管理に行った
のですが、「んっ?」目が点になりました。
トウモロコシ畑の約3割位が何者かに引き倒され、実は無残にも食い散らかされています。
どうやら、昨晩「ムジナ」がやってきて盛大にやってくれたようです。

確かに、近所の方にここいらはムジナが出るよ。と言われてはいたのですが、昨年、おととしと
大丈夫だったので、全く警戒していませんでした。今年は里親になっていただいた方に送る
ため気合を入れて100本近く苗を作り、畑で無農薬、無化学肥料で作っていたのになんて
ことだ。「ムジナのあほ〜っ」

今晩もやってくるに違いない。どうしよう。何も対策をしていない。そうだ。我が家には一応犬
がいるではないか。畑の番犬をやってもらおう。このところ、脱走騒ぎなどで主人(俺)からの
信頼は地に落ちているが、これは千載一遇のチャンス、信頼と名誉を取り戻すチャンスだぞ。

ということで、今晩から畑の前でもも次郎に警戒(?)してもらうことにした。あんまり、期待
してないけどね。

7月10日(月)
今日は、果樹研究会の現地検討会に午後から出かけた。午前中は、2日前の防除の残りを
片付け、更に草刈をしていた。とにかくクソ暑い日で、夕方から頭痛がひどくなり、晩飯も
食べられずそのまま朝まで寝てしまった。

7月9日(日)今日は一日中雨。雨カッパを着て摘果を行っていたが、寒いし、雷はなってるし
で遠い記憶が蘇ってきた。それは、僕が22歳の時北海道の日高山脈を縦走したのだが、
雨の日が多くてガタガタ震えながら歩いた。悪いことに、その年は台風が北海道を直撃して
日高の山の中で僕たちはさんざんな目に会った。川も増水して渡渉するにも腰までつかり、
何度もあっちへ渡り、こっちへ渡りで結構苦労した。
 もうあれから、14年近く経つのに、はっきりとあの時のずぶ濡れの感触が思い出されるの
だから体の記憶と恐ろしいものだ。

7月8日(土)
朝はまた3時起きでりんごの防除。今年7回目。今年初めてダニ対策で「唐辛子木酢液」を
使用。唐辛子を木酢液に大量に漬けてある。これを500倍で散布。体がピリピリしてダニが
逃げるんじゃないかと期待しているんだけど、効果はあるのだろうか。

今年こそは、殺ダニ剤を使いたくないと思っている。とにかく殺ダニ剤は高い(もちろん値段が)
のだ。そして、実はダニの天敵はダニなのである。どういうことかというと、りんごの葉っぱを
スカスカにしてしまう困ったダニを食べてくれるダニがいるのである。
ところが、殺ダニ剤はこの天敵のダニまで駆除してしまうのでりんご畑のダニに関しての
生態系(?)は全然いつまでたってもバランスが取れない。しかも、もっと悪いことには
殺ダニ剤を使い続けると、抵抗性のあるダニが発生してくるのだ。農薬には永遠の課題である
抵抗性。。。こういったこともあり、とにかく今年は殺ダニ剤を使いたくないと思っている。



ブドウの房もこんな
感じでだいぶ大きく
なってきました。
7月1日(土)
今日はとりゃおの小学校の音楽発表会のため、僕とあーこは2人で畑に行った。発表会の時に
「うっきゃ〜〜」とはじけられたら困るからというか、つれてくるなという学校の意向なのだが、
別に千代田区あたりのお嬢様学校でもないんだから、小さい子供が「きゃー」とか「うまうま」
言うくらいいいと思うのだが、どうもここの小学校は固くて、僕にはちょっと疑問だ。

まあ、そんなことはどうでもいいのだが、あーこをおんぶして摘果。適度に、ふらふら歩き回って
いたからか、ほどなく寝てくれた。

それにしても、今年は昨年まで2年間やっていたナスをやめたため、精神的、肉体的なゆとりは
筆舌に尽くしがたい。オーバーだなあと思われるかも知れないが、毎朝4時前に家を出て
ナスとって、出荷して、そのあと、炎天下のもりんごの仕上げ摘果、草刈りなどをフラフラに
なりながらやって、夜はおやすみ3秒で寝ていたのだからオーバーではない。

今年はあーこをおんぶしてじっくりと摘果をやっている。この違いは何なんだとか思いながら
摘果を進めていった。

午後は、草刈。まずりんごの若木エリアに隣接する苗木エリアの草を刈る。いやあ、1ヶ月
雑草を伸ばしたので、手ごわい。機械に負担がかかり過ぎないよういたわりながら草を刈った。
その後、若木エリアを続けて草刈。途中でガス欠で止まったのでそこで草刈はいったん
やめて、仕上げ摘果を夕方まで。

6月30日(金)
雨降り。病院行ったり、雑用をこなしたり。
7月に、またちょっとした手術をすることになりそう。また、体を縫われるのはいやだなあ。
左側頭部に出来物があり、悪性か良性か分からないが、とっちゃいましょうと気軽に
言われた。。。今まで、体を縫われたことなんて全然なかったのに、今年に入ってこれで
3回目になるのか。今年は厄年なのかなあ。まあ、お払いなんかする気もないが。。。

午後は、納戸を整理。だいたい終わった。

夜は、蛍を探しにあちこち歩き回った。まず、ほたひが通っている保育園そばの堤。
蛍が2匹くらい飛んでいた。次に、天竜川そばの小川へ。ここでも2匹ほど。
ちょっとさびしい結果だったので、車で10分ほどの隣町の天伯峡というところへ。
ここは蛍の餌になるカワニナを育てたりなどして、環境を維持している。
さすがに、たくさんの蛍が飛び交い、子供たちも大満足。

6月29日(木)
午前、ブドウの作業。ジベレリンという植物ホルモンをブドウの果房に付着させる作業。
この作業を行うことにより、種の入った粒は成長が促進され、種が入っていない粒との
違いがより分かりやすくなってくる。

この畑で栽培するのはには有核(種有)巨峰。種無しの巨峰もあるが、種は実のなかで
栄養分を実にひっぱってくる働きがある。したがって、種無しより種有のほうが糖度が
高い。(すべて受け売りですので後で自分でも調べてみます。)

ブドウの作業は、数日後、1房30〜35粒に揃えていく作業が始まります。(摘粒)
種が入って、糖度が上がるであろう実を判然とさせるため、ジベレリン作業を行うそうだ。

6月28日(水)
ブドウの摘房。状態のよい房を選んで、残していく。この作業で、ついている房のうちで
約半分強になった。

6月27日(火)
下伊那農業改良普及センター主催のりんごの摘果講習へ参加した。




24日公園から
帰ってきたら
「おっとう、サナギが
蝶に成ってる」
ととりゃおが走ってきた。

幼虫から、サナギに
そして蝶へ、
昆虫ってつくづく不思議
な生き物である。

その後、飛んでいきました。

6月26日(月)
このところ、朝3時くらいの起床が続き、疲労もピークにきているところだったのだが
今朝は、結構な雨音が聞こえたので、そのまま8時過ぎまで寝ていた。

今日は、午前中は雨のため、納戸の棚作り。大体終了。午後は、所用を集中的にこなし
夕方にかけて、納戸の整理など。

25日(日)朝、3時過ぎに起きて、昨日の防除の続き。今日は、苗木を集中的に行う。
8時ころ終了。9時くらいからお昼まで、りんご畑で仕上げ摘果。お昼を食べた後、
昼寝をしてそれから、子供達と公園へ。あーこが数日間畑に行けず、歩き回れずに
ストレスがたまっているみたいだったので、ガス抜きということで。
体じゅう筋肉痛で運動不足を痛感した。農業は全然運動にはならないんで。。。

24日(土)朝、3時過ぎ起床。今年6回目の防除を行う。涼しく、かつ風が無いよい条件の
朝で助かった。朝は3時40分くらいはもうぼんやり東の空は明るくて作業に支障は
ない。8時くらいで、暑くなってきたのと、4分の3は終了したことから、残りは明日行うことに
した。帰宅後、シャワーを浴びて、2回目の朝食をとり、9時前から、とりゃお、ほたひと公園へ。
土曜または日曜のどちらかでサッカーの練習をするととりゃおと約束してしまったので、
しんどいけど、仕方がない。1時間くらいで帰るつもりだったのだが、公園では、とりゃおの同級生
がいたりして、結局ずるずるとお昼まで目一杯遊びました。
午後は、昼寝後15時過ぎからまた公園でサッカー。くたくたになったが、日本が予選リーグ
敗退したためやけくそ気味でとりゃおに付き合った。

23日(金)早朝から、目がさめていた日本人のうちのひとり。サッカー日本代表はブラジルに
負け、失意のまま摘果へ。
6月20日(火)
梅雨の中休みが続いている。今日は、今年に入って2回目となる真夏日でした。30度を
超える最高気温でしたが、湿度が低いせいかそれほど暑くは感じなかった。

りんごの葉の下にもぐりこむと、陽の光が透けてとてもきれいである。暑くなってくると、
こうしてすぐ葉の下に避難しがちになり、樹の上のほうの摘果が遅れがちになる。
朝早めに畑に行って、涼しいうちに上の方を片付けなければ体に悪い季節になってきた。

そうはいっても、梅雨なので雨の日もある。雨の日の仕事として、納戸が雑然としすぎ
ているので日曜大工で棚作り。途中まで進んで、つづきはまた雨の日にということに
なっているので家の中がすごいことになっている。。。

まだ午前4時前

何もしないとこんな感じ
ちなみにブドウの花が咲いてます

房作りの作業後

暑いんです。。。

「ふじ」現在直径4センチ
位です。
6月14日(水)
最近、体調崩し気味だったのと、それでも忙しかったのと、ワールドカップも開催になった
のと、いろいろ悪条件(?)が重なって、更新がとぎれました。

整理していこう。
まず、6月2日から、中学生が4人やってきました。今度は女の子4人です。
やっぱり女の子は、虫が苦手、鳥が苦手つー子もいて、男の子よりは気を使うかな。
あと、牛を見たことが無いという子もいてびっくり。うちのすぐ下に、牛農家さんがいるので
早速見せに行きました。
女の子たちに小鳥の姿をみせてあげようと思っていたのですがなんと巣穴は空っぽ。
既に巣立ったのか、それとも天敵にやられたのか、できれば前者であって欲しいが。。。
ところで、小鳥は「コガラ」と紹介していましたが、その後もうちょっと鮮明な写真がとれて
よく見てみたら、「シジュウカラ」でした。

晩飯のおかず
さやエンドウの収穫

トウモロコシの苗を
植えつけてもらいました

晩飯はお好み焼き


6月4日に今度は、男の子4人。今度の4人もめちゃくちゃ元気のいい、しかもなんでも
興味しんしんの子達でした。
農作業をしているあいだ、昼間にニワトリが鳴いていることに驚いたり(朝しか鳴かないと
思っていたらしい)、車の走る音が聞こえてこないことに感動したりしてました。
夜は、豊丘村での生活や農業についてのインタビューを彼等から受けて、楽しかったな。
ただ、喉の調子が悪かったところに、彼等のテンションにつられて、僕もしゃべりすぎたのが
いけなかった。喉が壊れて、もんたよしのりより声が出なくなってしまった。
こんなに声がでなくなったのは、生まれて初めてだよ。ちみたち、どうしてくれるんだ。。。
俺が悪いんだけど。。。


仕事もしっかりと
やってくれた

もちろん、晩御飯も
積極的に作ってくれた

我が家の子供達も
可愛がってもらいました

彼等は、うちに来たのが修学旅行初日だったのでエネルギーが有り余っているらしく、
次の日の朝も早くから起きていた(というより寝てない)ので、それならということで、
4時前に畑にあがってトマト苗の植え付けをやってもらった。
真っ暗というものを経験したことがないだろうから、それもいいかなと思って。

6月5日で、中学生怒涛の4日間は終了。これで今年の受け入れは終了。脱力〜〜。
喉の状態は最悪だったが、6日はそれでも野菜の手入れなど行っていたが、
気が抜けたからか、7日になってひどい頭痛に襲われ一日中ダウンしてました。

8日、本当は早朝からりんごの防除をやりたかったのだが、体調が悪いため、午前10じころ
から今年5回目の防除。約4分の1位終わらせた。午後はぶどうの仕事へ。
房作りといって、ぶどうの玉が大きくなった時に適切な大きさ、重量、粒の数になるように
粒の数を調整する仕事。ひと房ずつ手でしごいて地道に進めて行きます。
これ結構、大変な仕事です。上ばっかり見ているので首は痛くなるし、手はだるくなって
くるし慣れるまで苦労しそうな仕事です。咳が止まらず。

9日、この日もぶどうの房づくり。写真はぶどう作りを教えていただいている、宮島さんご夫妻。
とっても仲のいい、ご夫婦です。ほんと楽しそうに働くんだよなあ。すごい。尊敬します。
この日も咳止まらず。

10日、早朝からこのあいだのりんごの防除の続き。天気がよくて結構暑くてかなり消耗しま
した。結果、午後から頭が痛くなり、ぶどうに行くつもりが無理でした。

11日、朝から雨だったが、小雨だったのでとりゃおと畑へ。マルチをはってサツマイモの苗を
植えつけました。とりゃおが目ざとくキアゲハの幼虫を見つけ、家にもってかえり、自作の観察箱に
入れていた。3日後くらいにサナギになりました。

12日、朝、少しだけ防除が残っていたのでそれをやっつけ、ブドウの房作りへ。
大体、終了と相成りました。咳のほうもこの日くらいからだいぶ落ち着いてきた。

13日、摘果。りんごの実はだいぶ大きくなってきました。8割がた一輪摘果は終わっているが
まだなものももちろん多い。仕上げ摘果(一輪摘果で機械的に残してある実を、最終的に残す
実に更に絞り込んでいくこと)も兼ねて、進めていきます。

14日、摘果。あしたからどうも、本格的に梅雨模様らしく、急いで進めていく。
樹の中心部に吹く勢いの強い直立した枝が、日陰を作るのでそれらも切りながらの作業。
雨降りが続くと菌が入りやすいと思われるので、切ったそばから傷口の保護剤を塗りながら
こつこつ進めていきました。

007って映画の「007」とは全然関係アリマセン。単に農薬の会社にもらったの使ってるだけ。
それにしても、センスねー帽子だ。

ぶどうの実の小さいのではありません。ぶどうの花のつぼみです。

柿の花
6月1日(木)
暑い。ついこの間まで、寒くてストーブをつけていたのに、今日は真夏日か。
あーこの調子が悪い。気温の変動が激しいと、小さい子供にはきついですね。
朝は、12、3度くらいまで気温が下がるのでなおのことです。

今日は、ぶどう畑の棚付け作業を行った。ぶどうは5月までは、ほとんどやることが
なくて、6月に入ってくると急に忙しくなってくる。りんごは、5月が忙しいので5月中に
なんとかある程度、りんごの作業にけりを着けておいて、6月にぶどうに労力を重点的に
投下するというパターンになってくる。

明日から、また中学生が4人やってくる。6月は部落の草刈とかいろいろ仕事が出てくる
ので忙しい月になりそうである。

柿の花って初めて見ました。よく見ないと分からない、ずいぶんとひっそりと咲く花です。
柿の木の周りを蜜蜂がたくさん飛んでいたので、気づきました。

刈る前
雑草ぼうぼうです


行って、帰ってきて
これ位刈れます。
5月30日(火)
今日からはしばらく天気がいい日が続くみたいです。農作業張り切ってやっか。
というわけで、今日は草刈。まず、りんごの苗木畑を刈りました。写真で見てもらうと分かり
ますが、草ぼうぼうです。これは、明確な理由があるわけではないのですが、ある程度雑草は
伸ばした状態にしてやると、地上部だけではなく地下の根っこも当然伸びます。そこを刈って
やると地上部が刈られた分、根っこも枯れます。するとこの枯れた部分も肥料になります。
これを繰り返すことにより、土地は肥えていきます。

ということを一応訴えておいて、ずぼらで草刈がめんどくさくて草が伸びちゃったという事実を
カモフラージュしたいと思います。

本当かどうか分かりませんが、日本の土はたいてい酸性がきついようです。よく苦土石灰を
畑を耕す前に、畑の土にすきこみますがこれはアルカリ性ですので中和していることになります。
ところで、酸性の強い土にはスギナが大量に生えてきます。このスギナは畑にすきこんでやると
酸性土壌を中和してくれるそうです。

なんと、ナウシカに出てくる「腐海」の植物達のようではないでしょうか。自然のすごさを感じます。
したがって、スギナが出てきて始末に負えんと、除草剤で枯らすとどんどん酸性化していって
しまうのでしょうね。

話がそれましたが、写真のような芝刈り機のお化けみたいな草刈機で刈っていきます。りんごの
株元は刈れませんので、それは刈払い機であとで刈りとります。
雨の日のあとに草を刈ると、雑草も水分を吸っていて柔らかいし、地面も湿っていて土ぼこりも
たちません。
1年目はそんなこと知りませんから、固い雑草に苦しめられ、土ぼこりで全身真っ黒になりながら
草刈をやっていましたが、自然の摂理(大げさか)に逆らわずにやることが、労力の節約にも
なるということがやっとわかってきた3年目です。
かなり、天候にあわせて農作業は臨機応変に変えていきます。

ちょっと前の写真ですが
中央アルプスの雪も
だいぶ無くなってきました
(5月25日撮影)


いつもの記念撮影。
いつかまた豊丘村に
ふらりと立ち寄って
もらいたいものです。



からまった蜘蛛の糸を
とってあげたら
元気よく飛んでいきました。

猿庫の泉
夏でも涼しそうなところ
です。


30キロの水を
背負って下るのは
結構しんどかった
5月29日(月)
昨日から中学生が来ていました。大阪から元気な男の子4人組みです。天気が心配でしたが
中学生が来る直前に天気が回復し、ほっとしました。

この時期はやってもらうことといえば摘果しかないので、とにかくこの作業を続けてもらいました。
それにしても、よくしゃべるグループで、しかも、話の内容が面白い。でも、ちゃんと手も動かして
くれていたので、仕事もしっかり進みこちらも大いに助かりました。


夜は、やっぱりカツ丼。男の子にはカツ丼好評です。
その後も、おきまりのコースであるサッカーゲーム大会へ。とりゃおは中学生のお兄ちゃんと
サッカーゲームをしたくて、各1人1人に対して「サッカーゲームへのお誘い」を作って用意
していました。よっぽど楽しみにしているようです。


夜は、怪談話でもりあがっていたらしく、午前1時くらいまで起きていたみたいです。
当然、朝は爆睡中のところを起こしにいきました。

うちの軒先にいまツバメが巣をかけています。朝、外にでてみると1羽のツバメが地面に
うずくまっていました。雛はまだ生まれてもいないし、猫にでもかじられたかと思って
よくみると羽が汚れており、最初は釣り糸でも絡まったかと、つかまえて良く見ていると
翼にからまっていたのは蜘蛛の糸でした。蜘蛛の糸がからまっても飛べなくなってしまう
んですね。石鹸で洗ってあげたら、元気よく飛んでいきました。よかった。

午前中、摘果の仕事を続けお昼前に農作業体験も終了となりました。農作業体験というか
農作業そのものをやってもらったわけですが、こういう仕事もあるんだと知ってもらえれば
いいですかね。

午後は、飯田に行く用事があったので、ついでにちょっと足を伸ばして、日本名水百選にも
選ばれている「猿庫の泉」
まで水を汲みに出かけました。
最近水道水がちょっと薬品くさいときがあり、お茶、コーヒーを一日に何杯も飲む僕としては
水を汲みに行くしかないかという感じ。それにしても確かにおいしい水です。30リットルくらい
汲んだのですがすぐになくなりそうです。
いそがしくていけないときは豊丘村で「自然体験の宿」を営む「なかや」の井上さんが湧き水を
飲料水として使っているので、汲みにきていいと言ってくださっているので行こうかな。

巣穴から飛び立つ直前の
親鳥。くわえている物は
雛のフンだと思います。
5月24日(水)
今日は、午前、午後ともに摘果でした。
りんごの里親制度についてのページを作成いたしました。

早速、お申し込みいただきました皆様まことにありがとうございます。
後日、里親証を送ります。が、摘果でいそがしくてこれから作るんです。
申し訳ございません。もうしばらくお時間いただけますようお願い申し上げます。
りんごの樹の里親募集ページ

それと、りんご畑のおばあちゃんの樹にうろがありまして、そこにコガラが巣を作って
卵を生んでいたんですが、今日そのうろの中からピヨピヨと可愛い声が聞こえてきました。
14日程度で巣立ってしまうそうです。雛が巣立つところ写真とりたいなあ。

りんご畑でクローバーの
妖精を見つけました。

今度はクローバー
地蔵だそうです。

クローバーは帰宅の途中
保育園に寄ってウサギたちに
あげました。
大量のクローバーにウサギたちは大喜びでした。
5月23日(火)
今日は、午前中りんご防除昨日の続きを少々の後、あーこを病院へ。中耳炎の治療がずっと
続いている。妻が体調不良のため僕が連れて行った。午後は、昨日買っておいたナス、
キュウリ、ピーマンの苗を畑に定植した。そのころから雨が降り出し始め、本降りになったが、
カッパを来てりんご畑で摘果を続けた。パンツまでびしょ濡れになったが、帰宅後すぐに
子供達とお風呂にはいり楽しかった。 

カッパを着て仕事をすると、濡れるんだけどそれほど嫌いではない。なぜかというと人間の
歴史は濡れないことにずいぶんこだわってきたと思う。しかし、動物や昆虫などは雨降りの時は
濡れるし、それでも餌をもとめて活動している。濡れながら仕事をしていると自然の一部分に
なんとなく組み入れてもらえた気がするのだ。

5月22日(月)
朝4時ちょっと前から今年4回目の防除。7時半くらいに終了。その後、朝飯を食べて、病院へ。
指の抜糸をしてもらう。帰宅後、りんご畑の草刈。昼食、昼寝をはさんで午後も草刈。

5月21日(日)
今日は、家族全員でりんご畑で摘果。雑草がだいぶ伸びてきた。ここのところ雨の日が
多いから雑草はすごいペースで伸びている。野菜は低温で育ちが遅れ気味だが、雑草は
そんなことない。遠慮無しだ。
とりゃおとほたひは大量のクローバーを見て、写真のようなことを始めました。
クローバーといえば僕の畑に生えているクローバーは4つ葉のクローバーがかなりの
頻度で存在します。なんというか、見つけてもありがたみがないくらいあります。。。

つがるの中心果
直径15ミリくらいでしょうか

もも次郎、お昼寝。りんごの
木陰が気持ちいいみたいです

ふじの摘果前の実。中心果
が大きいのがよくわかります

とりゃお、ほたひ、あーこの
3人をとても可愛がって
くれました

この満足そうな顔
見てください。

天竜川にも散歩に行きました。途端に石投げが始まる。
5月15日(月)
14日から本日まで、こんどは東大阪市立縄手南中学校の3年生4人が我が家に修学旅行の
一部分として農業体験にやってきました。
やってもらうことはやっぱり摘果。前回の富士市の中学生と比較して、今度の4人はにぎやか
という感じ。っていうかうちにお笑い芸人4人やってきたといったほうがいいかも。
こちらも大いに笑わさせてもらいました。
楽しそうに「しばくぞ!」とか「ぼけ〜」とかお互いに言いあいながら摘果作業をやってました。

家でも、やっぱり夜はとりゃおとサッカーゲーム大会で白熱してました。男の子はあの手の
ゲームは好きなんだよね。
晩飯はやっぱりカツ丼。さすがにカツを7枚も揚げるとてんてこ舞いでしたが、「料理が面白かっ
た」という声をきくとやっぱり彼等にまかせてよかったなと思いました。
揚げ物は、なかなかやる機会がないと思うので、4人全員にカツを揚げてもらいました。

下味つけも様になってます

おっかなびっくり

どうだっつ−感じ


キジを見つめる子供達
この後、ダッシュで捕まえに
走りだすが捕まる
わけがない。

8日は、午前中のみ
農作業。暑くなりました。

たか子(僕の妹)

雅さん(妹のだんなさん)

我が家の愛娘あーこと
本宮家の愛犬ランちゃん。

この状態を1輪摘花(摘果)
といいます。
5月12日(金)
本日も、摘果です。

7日は吉原第三中の3人、2日目。午前中は、雨でしたが3人には敢えて合羽を着てもらい、
摘花作業を行いました。せっかくわざわざ遠いところからやってきたのに、農作業が出来
ないんじゃもったいない。パンツが濡れてもいいじゃないか。やるべし。農作業。
どしゃぶりの雨にもめげず3人は、しっかりと摘花作業をやってくれました。

「正午のチャイムがなるまで、やるぞ」と言い放ち、しっかりとやり遂げました。
お昼を、食べたあと、がんばったご褒美として温泉に出かけました。濡れ鼠になったあとの
温泉は格別だ〜っ。このためにずぶ濡れになったんだ。実は。

温泉から、帰宅後、1時間ほどお昼寝をして晩飯の準備。今晩は、不肖私小関監督の下
カツ丼を作成いたします。肉を空き瓶でたたかせ、にんにくを擦り込み、カツを揚げます。
料理は普段やらないという3人も、それなりにがんばってやってくれました。
出来上がりは勿論グット。次の日、腹を壊した人もいなかった。

そのあとは、とりゃおお待ちかね、大サッカー(ゲーム)大会。異常に盛り上がりました。


黙ってやるしかない

ビールじゃなくてジュース
ぐい飲み

パン粉を打たせる

自分たちでカツ丼
作った

晩飯のあとはサッカー
大会で大盛り上がり

忘れられない1枚
となりました

8日は午前中、摘花作業を引き続き行い、午後お別れとなりました。
夕方、各子供たちの親御さんから無事帰宅したと連絡の電話。子供達が「楽しかった」と
報告してくれたようで嬉しかったです。こちらとしても、摘花作業を想像以上にしっかりと
やってもらえ本当にありがたかった。子供達も大喜びだったし。
11月にまたりんごの収穫体験で豊丘村にやってきてくれるようです。

5月9日(火)は、妙高から本宮家の2人と1匹が摘花の手伝いにやってきてくれました。
僕は、朝今年3回目の防除を朝4時前くらいからはじめ、8時半ころ終了しました。
9時半ころ本宮家到着。休む間もなくすぐに摘花にとりかかってくれた。

こっちが頭が下がるくらい一所懸命やっていただき、いつも本宮家に足を向けて寝る訳には
いかない。北枕でもいい!。北枕で思い出したけど、吉原三中の3人が「北はどっちですか?」
と北枕を気にしていたのには笑った。それとも気にしない我が家のほうが異常?。

早いものだと、写真のようにすでに小さな実になってしまっているが、花の状態のほうが
側花を落としていく効率がよいので、花の状態の物をメインに摘花していってもらう。
この日の摘花の様子は雅さんのHP上にも詳しく載っています。
雅さんのHP(きまぐれ日記)。

10日も引き続き、摘花作業をやってもらうが、僕が不注意で手を怪我してしまい、午後は
病院へ。結局6針縫うはめになりました。午後は、本宮家だけで摘花作業をやらせて
しまい本当に恐縮です。(ちなみに怪我はたいしたことはありません)
摘果作業は7月くらいまで続くだろうという我々の言葉に、また6月も来てくれると
いう事で、うれしいやら、気の毒やら。僕たちも、なにか本宮家のお役に立ちたいが。。。
とりあえず今は何もできん。このご恩返しは、出世払いで頼む。

5月6日(土)
本日より富士市の吉原第三中学校の中学2年生3人が我が家に勤労体験学習でやって
きました。8日までしっかりと農作業を体験していきます。
今日はまあまあの天気で、午後から摘花作業を早速やってもらいました。
3人とも、黙々と作業を行ってくれ、非常に感心しました。
僕が中2の時ってこんなにまじめにできるような子供だったかなあと冷や汗たらー。

4日、5日。暑かった。ひたすら摘花。かなり焼けました。

ほば満開のりんご畑

中央アルプスも今日は
くっきり望めました
5月3日(水)
昨日より、本格的に摘花を開始しました。
昨日は、朝方に前線の通過があり、雷雨がありました。このところ雨が降らず乾燥して
やたらほこりっぽく、のどの調子も非常によくない状態(妻、寅、あーこ)だったので
本当に嬉しかった。午後は、寒気が入ってきた影響で風がかなり強く吹いたが、おかげで
黄砂を吹き飛ばしてくれ、翌日(3日)は久しぶりの快晴。空気もさわやかで、こんな爽快な
天気はいったいいつ以来だという感じ。

3日は家族総出で摘花。お昼はりんごの花の下でお花見しながらおにぎりを食べました。
昨年は、あーこはベビーカーに乗せて、作業をしていたが今日はテケテケと畑を歩き回る
姿を見て、一年すぎたのだなあと感慨にふけりました。

それにしても、去年はこの時期暑すぎて、GW中にはすでに真っ黒に日焼けしていたのだが
今年は適度な暑さでありがたい。今日は、気温もまあまああがり蜜蜂がせっせと花粉集めを
してくれていた。摘花をしている最中、ワーンという蜜蜂君たちの一所懸命働く音を聞くのは
本当に気分がいい。もっとも寅は刺されるんじゃないかとビクついていたが。。。

子供たちも、よく手伝ってくれた。かなり戦力になります。(アイスとの交換条件付きだが。。。)
4月29日(土)
りんごの花も中心花がだいぶ咲いてきた。なかには側花が開いているのもある。
ただ、これは畑のなかでも風当たりの弱いところの写真であって、畑のなかでも
風が比較的良く当たるようなところはまだ咲いていないところも多い。今年は、結構
風が冷たいので、例年に比べ場所によって花の進捗にばらつきがあるような気がする。

以下、小関管理用記述。
4月28日(金)今年、2回目の防除。成木園の一部は花の進捗遅く(セパレートまだ)、
後日に行うことにしてある。4月26日、油粕による液肥作り開始。
4月24日(月)
咲きました。第1号花です。
中心花がまず咲きます。それから、遅れて側花が咲きます。
中心花が駄目になっても、側花でなんとかなるというりんごの知恵なんでしょうか。
通常、中心花を残して側花は摘花してしまいますが、もちろん側花でもりんごは
出来ます。
摘花は、満開にしてから始めますのでまだしばらく先ですが、いよいよ忙しくなってきます。
4月23日(日)
昨日は市原の実家の母やそのお友達がたくさん小関りんご農園を訪れてくれた。
皆さん、小関りんご農園のお得意様です。

到着後、お昼をいただき、さっそくりんご畑へ。花芽の状態は21日とほとんど変わらない
状態でしたが、ピンク色に膨らんだりんごの花を見ていただいた。
時間もあまりなかったが、僕のこだわっている点など、なるべく知っていただきたくて
説明にも熱が入りました。

しかしながら、ただで小関りんご農園から帰れるはずもなく、しっかりと「小関りんご農園の
りんごの樹の里親制度」の営業もさせていただきました!。
皆様、ご入会ありがとうございます。

りんごがおいしかったという喜びの声を生であらためていただき、嬉しいひとときでした。
皆様、ありがとうございました。

HPをご覧の皆様も、よかったら小関りんご農園に遊びに来てくださいね。
ただし、いろいろ営業入りますから、そこは覚悟の上で(笑)

ちなみに、今日は写真でも分かるとおりのタンポポ畑の草刈を行いました。
これで、ミツバチが来てもばっちりだぜ。

4月21日(金)
写真は、4月20日の花芽の様子。中心花がピンクになりふくらんできた。これはかなり
進んでいる芽で実際はまだまだです。写真のような状態をピンクステージというらしい。
(あんまり、自信なし)
今日は、22日なのですが、今晩は長野県全県に「霜注意報」が出ておりまして、ちょっと
嫌な感じです。まあ、今ピンクステージになっているような花芽は勢いが強すぎる結果枝
(実が付く枝)の花芽なので、実際においしい、いい実がつく花芽はまだ閉じていると思うので
凍害については大丈夫だと思うのですが。。。

さて、話は変わりますが、先に記載いたしました「小関りんご農園のりんごの樹の里親制度」
につきまして、お問い合わせがいくつか来ています。概要をまとめましたので
(まだ、作成途中ですが)ご興味のある方はご覧くださいませ。(PDF)

※ クリックしても見られない場合は下記の説明をご参照ください。

PDF形式のファイルですので、ご覧いたいただくには、Adobe Acrobat Readerが必要です。 
(こちらより、ダウンロードできます(無償)。)
         (Adobe Yahoo!ツールバー 及び、Adobe PhotoshopR Album Mini も
          同時にダウンロードできますが、必要ない場合はチェックをはずしてから
          ダウンロードしましょう。)

 資料1  資料2 資料3
4月18日(火)
今日は、妻が体調を崩したため、一日中子守。あーこと楽しく過ごした。今日一日であーこを
お父さんっ子にすることに成功した。「あーこ、GET!」つー感じ。
妻は風邪なのかもしれないが疲れがたまったのもあるのだろう。とりゃおもなんか怪しくて、
風邪がうつったかもしれない。

写真は17日のりんご畑。若木のほうのりんご畑の写真。雑草が青々としていい感じだが、
りんごの花が咲くと、受粉を促進させるためミツバチの巣箱が果樹団地内に置かれるのだが、
たんぽぽの花にミツバチが飛んでっちゃうので、その前に一回草刈をせねばならない。

花芽の進捗もだいぶ進んで、中心花の蕾、側花の蕾とはっきり分かるようになってきた。
あと葉芽(葉だけの芽)もだいぶ吹いてきた。

これからの心配事は、遅霜である。花芽が凍るとヤバイ。昔は霜よけのために、
夜に古タイヤとか燃やしていたらしい。僕に出来ることは霜が来ないよう祈るだけです。

桜の花

4月14日の花芽
中心花、側花がもう見え
始めてきた。

4月16日(日)
15日にお花見に出かけた。場所はいつも行っているところ。満開を少し通り越してしまった
でしょうか。でも、とてもきれいでした。おにぎりを握って、お昼を家族みんなで桜の下で食べ
ました。その後は、ナス畑を耕運機による耕作。

16日は、5月の連休中に体験学習で富士市の中学生がうちにやってくるので、少し2階を
掃除。その後、食器を買出しに出かけた。うちは引越しが多かったので食器をバザーに出したり
して処分することはよくあったが、買出しに出かけるほど購入したのは初めてである。

今年は、修学旅行で農作業体験を行う中学生を何組か受け入れたいと考えている。
ちょうど、摘果の時期で農作業体験とはいえ、手伝ってもらえればありがたいし、受け入れる
ことにより、こちらにも収入にもなる。りんごの販売にもつながっていく可能性も大きいと思う。
メリットのほうが大きいと思い、あーこも一歳になったこともあり、やってみようという気になった。
でも、最近の中学生ってどうなんだろう。ちっと不安。

午後は、種芋を買ってきて、畑に埋めた。あと、トウモロコシ、枝豆の苗を作るためポットに
播種。トマト、カボチャ、西瓜、モロヘイヤ、オクラなども苗を作る予定。ナス、キュウリ、
ピーマンは苗を購入してうえつける予定。

畑には我が家の生ごみから作成された堆肥が入れてあり、追肥は油粕から液肥を作って
与える予定。他には木酢液に魚屑を溶かし込んで、これをチッソ源として葉面散布する予定。
カルシウム剤も木酢液に牡蠣殻を溶かし込んで作ってみようと考えている。
化学肥料を使わずにどこまでできるか。。。

14日は今年第一回目の防除を行った。朝、5時から開始して9時過ぎに終了した。
その後、ナス畑をソルゴーを播種するため耕運機で耕す。風が強くて埃まみれになった。
帰宅後のお風呂が嬉しい。



4月12日の花芽



これ、完全にプライベートな写真ですがあまりにも写真スペースが空いているので。


娘のほたひが
サンタさんに早くも
手紙を書きました。

何をお願いしたのかな
と思って見せてもらうと
背中に着ける羽をください
とのこと。

妹の分まで頼んでました。

我が家では
母親は魔女。子供は
妖精なんです。
ほたひは常々自分は
妖精のはずなのに
なぜ自分だけ見える羽が
ついていないんだとものすごい不満なのです。
(見えない羽はついている
ことにはなっています。

今年のサンタは
すでに悩んでいます。。。

4月12日(水)
りんごの花芽もだいぶ展葉が進んできた。明日、今年第一回目の防除を行おうかと思った
のだが昼から雨のようなのでどうするか思案中。やっぱりあさってにしようかな。
今週はどうもぐずついた天気のような週間予報であったが、どうしてどうして今日は日中は暑くて
Tシャツ一枚にならなければいけないくらいの陽気であった。

話は変わるが、新しい企画を今、練っています。実は、小関りんご農園のりんごの木の里親に
なりたいと言ってくださる方がおり、色々なアイディアを頂いております。僕も、りんご農家は冬は
収入があるのですが、それ以外の季節はりんごからの収入はなく頭を抱えているところだった
ので、これは壁に突き当たっている僕に対する「発想をめぐらせ」という天からのメッセージ
なのかと(マジです)考えました。(実話です。ほんとに)

新規就農農家にとって軌道に乗るまでの5年間くらいは一番辛い時期です。
僕は農業というものは農作物を作って、それを売るものだと漠然と考えていました。
それはそれで間違いはないとは思いますが、注文が来るのを待って、いつでも発送できる
状態にしておくということは製造業とは違うものですから厳しいものがあります。

そこで、考えているのが「うん、りんごの里親になってもらおう。りんごの情報をコンテンツとして
提供していこう。一緒にりんご栽培を一年間楽しみ、苦しみ、ハラハラしてもらおう。そして、僕の
感謝の気持ちとして、こちらから作物が一番おいしい時期に里親になっていただいた方に、
おいしい物を送ろう」と考えはじめました。

今考えているのは

1.夏に、僕が畑で作っている有機無農薬野菜詰め合わせを一番いい時期に発送します。
(種類としては、昨年僕が作ったものは、「ほうれん草、大根、ラディッシュ、小松菜、ジャガイモ、
スイートコーン、枝豆、ナス、きゅうり、トマト、ミニトマト、ピーマン、オクラ、モロヘイヤ、玉葱、
西瓜、カボチャ、その他ハーブ各種」でした。ナス以外全て無農薬です。結構作ったんだなあ。
今年もこんな感じでいくと思うので、そのときの旬のものを詰め合わせて発送するつもりです)

2.晩夏に早生りんごである「つがる」とブドウの王様「巨峰」の詰め合わせを、一番いい時期に
  発送します。

3.もうひとつ、おまけ(りんごジュースかりんごを使った自家製お菓子など)を初春に発送
  いたします。

4.更に特典として、りんごの早期予約を受け付けます。

5.更にりんごの収穫時に収穫祭を開催いたしますので、ご都合のつくお客様には
ご自分が里親になっている木から直接収穫していただきます。。

6.もちろん、里親になっていただいた木の様子を月に一回くらいの予定で、写真入の
メール等でお知らせします。

これらを、年間会費12,000円で募集いたします。
その時点で、例えば「今年はりんご10キロ10箱欲しい」というご要望がいただければ、
もちろんお受け致しますし、里親になっていただいたりんごの木から出来るだけご用意する
つもりです。

この企画は仮名ですが、
「小関りんご農園のりんごの木の里親になるというのは表向きで、本当は
小関家の家計を応援してもらう会」
というような企画名になると思います(長いけど)。


ちなみに、「りんごの値段も再考せよ」という声も多く頂きました。「安すぎるんじゃないの」と。
確かに、昨年は僕のりんごがどれくらいの評価を受けるのか全くわからない中でのネット販売
開始でしたので、少し弱気で値段設定をしておりました。しかし、正直に申しますが本当に
すごい反響をいただき、自分なりに自信がつきました。

今年は、南信州の代表的なりんご農家になれるような継続的な農業経営ができるよう、
価格を決めていきたいと思っています。

目処としては、りんご10キロ  5,500円(送料込)
             5キロ  3,500円(送料込)
         りんご10キロ自家用 4,000円(送料込)

これくらいで、行きたいと思っています。まあ、だいぶ先の話ですが。。。

余談ですが、なぜ全国均一料金にしているのか、それは九州や北海道はじめ産地から遠方
のお客様にも「送料が高いから」ということで敬遠して欲しくないからです。もちろん、遠方へ
発送する場合にはこちらの持ち出しになるのですが、遠方のお客さまの反応が昨年は
本当に嬉しいくらい返ってきました。それで、僕も満足です。


以上、まとまりなく勢いで書きましたが、正式にまとめましてまたご案内させていただきます。


マルチをはがす妻
4月10日(月)
本日は昼から雨。午前中は昨年のナス畑に残っているナスの根株を掘り起こしていた。
ナスも大きくなると、すごい株になります。僕の豆トラ(小型耕運機)では、これが残っていると
耕せないのでスコップで地道に掘り起こしていきます。あー、それにしてもスコップ仕事は
いい加減嫌になってきたなあ。

前日の4月9日は家族総出で、ナス畑の撤収仕事。まず去年から張りっぱなしのマルチを
はがす。いや、腰が痛い。。。ナスの根株を掘り起こす。灌水のチューブをコンパクトに丸める。
単調な仕事だけに、家族でワイワイやりながら出来たのが精神的にありがたかった。
毎日、黙々とやっていると、なんか気分がどっちかというとマイナス思考になってくる。

子供たちには、あーこのお守り&僕がりんごの苗木を掘り返したときに出来た穴ぼこが
ナス畑の隣の仮植用の畑にボコボコ無数に開いているので、それを埋め返すよう頼んだ。
のだが、結果は写真のとおり。穴を余計大きくして、さらに深くして「露天風呂だ〜。」
あーことほたひは裸足になって大喜びである。。。仕事を増やしやがって。。。

子供は、穴を掘るのは大好きなのだが、埋めるのはどうも苦手らしい。
事実、ナスの根株掘りを今度は頼むと嬉々としてやってくれた。とりゃおは家の裏の畑に
意味不明な巨大な穴を掘った事があり、僕はこれ幸いと生ごみを埋めさせてもらったことが
あるが。たまにはこの習性も役に立つこともあり、これからもうまく使っていかねばと思う。

それにしても、ひばりが空高く、ジタバタしながら「ピーチクパーチク」やっているのを聞くと
春だなあと実感する。

4月7日の桜
豊丘村でも早いところは
もっと進んでいます

4月8日の芽
4月8日(土)
今日は朝から雨であった。ということで、以前腐乱病のため切って積んでおいた太枝などを
燃やした。ここのところ、乾燥気味なのでボヤでもおこすとまずいため、雨の日を待っていた。
雨は強くなったり、弱まったりだったが、なんというか霧というかちょっと違うというか、
視界の悪いなんかはっきりしない天気だなあと思っていたら、どうやら「黄砂」の影響らしい。
中国から飛んでくるんですねえ、こんな山の中まで。。。耳の中が真っ黒だ。

その後、昨年ナス畑の周りに植えておいたソルゴーが刈り取ったあと野積みにしてあったの
でりんご畑に移動。腐りかけてるのもあり、今年はいい肥料になりそう。今年はソルゴーを
もっと大量に作る予定(といってもただ種撒いて刈るだけなんだけど)。

畑に化学肥料は与えないし、動物性の肥料(牛糞堆肥、鶏糞等)のいわゆる有機肥料も
与えないため、植物のそれもなるべく繊維質のものを緑肥として多く畑には入れたいと
考えている。動物性の肥料を与えない理由は、簡単にいうと効きすぎるのが怖いからだ。
栄養分は与えすぎると取り除くことは出来ない。足りない分には補うことはできる。

話がそれたが、その後、今度は畑に山積みしてあったワラ束をりんごの根元に敷き詰める。
まず、今年移植した苗木の根元に。これは乾燥予防。根が当然ながら張っていないので
乾燥にはすこぶる弱い状態なので欠かせない。
次に、成木の株元に施したが、樹勢(木の勢いのこと)が落ち着いている老木中心に敷いて
いった。ワラも水田では結構肥料を与えられており、かなり養分が蓄積されているとみてよい。
したがって、樹勢が強い木に施したりするとますます落ち着かなくなる心配があると
考えている。


剪定した枝をまとめる仕事。とりゃおにも手伝ってもらいました

4月5日の芽

4月6日の芽。
展葉してきました。

畑のクローバーもおいしそうになってきました。保育園のウサギにもって行きます。
4月6日(木)
ご無沙汰しております。生きてます。
2週間おきに更新などと偉そうなことを言っていたら、一ヶ月以上更新をサボってしまいました。写真を今までは、デジタルビデオカメラの静止画で撮っていたのですが、
パソコンに静止画像を取り込めなくなってしまい、そのうち直るだろうと思って
いたのですが、一向に直らず、しょうがないのでデジカメを購入しました。
雅さんのお勧めに素直に従い、いいカメラを安価にて購入できました。感謝。

ということで、上記の理由もあったのですが、まあサボり癖がついたといいますか、
こういうのはこつこつ更新しないと駄目なんですよね。
3月2日の日記で、オフシーズンと書いたので、何もせずボケーっとしているかのように
勘違いされている方も多いようなので、言い訳しておきますが、そんなことは
ありません。3月中から結構忙しくやっておりました。4月に入って、さあ農繁期だー
という感じです。
3月中の仕事は、腐乱病の処置、剪定した枝を拾い、まとめる(紐でくくる)。ことが
主でした。3月中旬には、家族全員インフルエンザで全滅し、(予防接種したのに!)
10日間ほど仕事にならない状態でした。今でも、僕はのどの調子が悪くて参ってます。

3月下旬から、今年から入手した畑に、仮植してあった苗木を移動しはじめました。
もともと梅の畑と柿の畑でしたので、まずそれらの木をチェーンソーで切り倒すことから
始めました。それが終わると、苗木を掘り起こし、本植していきます。スコップでひたすら
穴を掘ってましたのでりんご農家というより土方仕事でした。腰が痛い。今はまだこの
仕事をこつこつ行っています。

4月に入り、りんごの芽もようやく膨らみ始め、今日の段階では展葉が始まって
きました。りんごの芽は、まず葉っぱが開き、その中から花芽が出てくるという構造に
なっています。これは、りんごはかなり寒い地域にありますので大事な花芽を、葉っぱで
くるんで寒さにやられないように保護しているのです。ちなみにりんごの芽自体には
うぶ毛が生えており、これも寒さ対策なのですね。

暖かい日には芽の展開がどんどん進んでいきます。なんか、気ーばっかり焦りますね。
あー、あれもやらねば、これもやらねばという感じで。そういえば、車のタイヤも
替えてないし、機械類の整備もしないと。

ボチボチ、この日記の更新の頻度もあげていきたいと思います。とりあえず、花芽が今後
どういう風に展開していくか追跡写真を載せていけたらいいなあと思っております。

3月2日
2月は1回しかHP更新しなかった。春になるまではオフシーズンということで
2週間に1回程度の更新にしようと思っています。ご了承ください。
今の仕事は、腐乱病対策です。腐乱病は、かなり進行しているとパッと
見た瞬間に分かるのだが、初期の場合には一見すると分かりません。
細かく全体をくまなく観察して怪しいところを刃物で少し削ってみてそれで
初めて分かることが多いです。腐乱病対策に「紙おむつ」作戦を行っています。
かなり、全体にまわっている木も多いので、ミイラ男のようにりんごの木が
グルグル巻きになってしまいました。(我が家ではりんごの木をおばあちゃんと
呼んでいるのでミイラばあやだよ 妻談)
紙おむつと同じ材質のペット用ドライシーツに水を含ませて使用しています。
理由は分かりませんがこうすると腐乱病に効くという話です。
実際のところは分かりませんが、駄目もとでやってみることにしました。どうせ
駄目なら何もやらないよりはやったほうがいい。
病原菌は主に樹皮の下で繁殖していくので、呼吸が困難になるためなのか、
あるいは夏になると蒸れるだろうからその熱で殺菌されるのか、分からないけど
効果があるならなんでもいいわ〜っ。
2月15日(水)
お久しぶりです。
ちゃんと生きてますので、ご心配なく。  

最近の仕事は、りんごの木の「腐乱病」という病気の処置。これが、かなり辛い戦いで、
憂鬱です。どんな、病気かといいますと、りんごの樹皮が腐っていきます。更に
進行している場合、木質部(木の骨にあたる)にも病気が進行してしまい、どうしようもありません。
今のところ決定的な治療法というものはなく、とにかく削ってしまえる範囲のところは、
きれいに削りおとし、わさびペーストを塗ります。
駄目なところは、枝ごと落とします。
僕が借りている古い木が埋まっている畑のほうは、この腐乱病にかかっている木が
ものすごい多い。借りる前から、腐乱病の巣だよみたいに言われていたのですが
ここまですごいと正直とほほです。短気な人なら、多分全ての木を切り倒すでしょう。
ただ、味がすごくいい実を付ける木なので、簡単に切り倒したくないのです。
ですから、根気よく治療をつづけています。写真は、昨年一年間治療したのですが
腐乱病がひどくて駄目と判断して太い枝を落としたところです。

2月4日にスキー場にそり遊びにいきました。 とりゃおは、いつもどおり、ひたすらすべりまくってました。
駐車場ただ、リフトも使わないので全くお金をスキー場には落としません。
スキー場の人、ごめんなさい。

せめて宣伝を。。。「伊那スキーリゾート」です。南アルプスの眺めが雄大で、インターからも
近くてお勧めです。って、僕はスキーできないんだけど。。。

来年から、スキーを始めて、雅さんにテレマークを教えてもらおう。
今から、勝手に決めてます。雅さん、よろしく〜。 
1月29日(日)
本日はまるで春かと思うような暖かさ。日中は11度まで上がった。ちなみに最低気温はマイナス7度。
空は雲ひとつ無い快晴で気持ちがいい。
午前中はりんごの剪定。午後も同じく。ただ、午後は家より外のほうが暖かいので家族全員畑へ。
あーこも初めて畑に放たれた。落ち葉とか拾って食べちゃうんじゃないかと心配したが、そんなことは
なかった。あたりのものすべてが興味の対象で、月面に降り立ったみたいなもんだから無理もないが。
1月28日(土)
本日はりんごの若木(10年生位)の畑が剪定が終わっているので、切り口にペーストを塗る仕事。
ペーストといっても早い話が木工用ボンドなのだが、これに殺菌効果を期待してわさびを加えている。
しかし、練りわさびチューブにはいっているわさびなぞ微々たる物なのですぐになくなってしまう。
業務用にもっと大量にわさびが手に入る代物はないのかとインターネットでさがしたところ、粉わさび
なるものがある。これはいいと、早速1キロ袋購入しました。寿司屋でもないのに大量にわさびを
購入する人はあまりいないだろう。
写真は現在の中央アルプス。今年は富士山でも雪が異常に少ないそうだが、中央アルプスも
やけに少ないです。豊丘村では雪らしい雪は降ってないし。。。まだ雪かき一回もしてない。 
1月25日(水) 
今日は嬉しいことがあった。庭の餌台に小鳥が来ている気配が。そっとのぞいてみると
メジロが来ていた。昨年も来てくれたのだが、今年も初めて遊びに来てくれた。しかも
またつがいでやってきた。メジロ以外にもコガラと思われる小鳥がもう一羽いた。
昨年は毎日のようにメジロたちはやってきて(多いときには3羽で)、我々を楽しませてくれたが
今年も毎日おいで。
しかし、しばらくするとヒヨドリパトロールがやってきて小鳥たちは追い払われてしまった。

1月23日(月)
今日もりんごの剪定作業。よく晴れて暖かい。家の中にいるよりよっぽど外のほうが暖かい。
写真はりんごの落ち葉。やがてりんご畑の肥料となっていきます。剪定して出てきた切り枝は、
太いのは薪に、細いのは風呂のたきつけにしようと思っています。といっても来年の話ですが。
でも、薪はこつこつ集めておかないと乾燥しないし、1年前からの準備でちょうどいい。
りんごの葉っぱがらみでもうひとつ。りんごの剪定はちょうど枝の広がりがりんごの葉っぱの葉脈の
ように、広がるのがよいとされています。真ん中に太い枝が走り(主枝といいます。背骨ですね)、
そこからりんごの実をつける弱めの枝を左右に展開していきます。この弱めというのは、以前も述べま
したが、りんごが自分自身の勢力拡大を意図している枝ではなく、いい実をつけようと考えている枝を
弱めの枝と呼んでいます。勢力拡大を意図している枝は強めの枝です。
次回は実際のりんごの木の枝の広がり具合がわかる写真をUPしますね。
1月22日(日)
今日は、我が家にお客さん。豊丘村に我々より約一年ほど早くIターンしてきて、村内で体験型民宿を
営まれている井上さんご一家が遊びに来てくれた。
初対面だったがHPを拝見してたし、だいちを通していろいろとうわさは聞いていたので、全然初対面の
気がしなかった。
豊丘村は、結構Iターンしてきた人が多い。それだけ、よそ者にとって魅力的なところということだろう。
ところで、井上さんは想像通りバイタリティーに溢れてはいるが、力が入りすぎても入ず、自分の拠って
たつところをしっかりと見つけて生きている方たちだ。
こういう家族と友達になれて、豊丘村に来た甲斐があった。
左のバナー写真からも、彼等のHPにいけます。かなり面白いです。僕が説明するより、見るほうが早い!
1月20日(金)
本日は午前、午後ともにりんごの剪定。

突然ですが、昨年の反省。
まず、情報発信の不十分さ。
減農薬といっても、何がどう減農薬なのか、その説明責任がまったくはたされていなかった。
これは、今年の最重要課題として、情報発信していきたい。
果樹農家の間には、「減農薬=手抜き農業」と位置づける人もいる。
しかし、僕はそれは違うと思う。
僕は、お客様からお金をいただく仕事はすべてサービス業だと思っている。
そしてサービス業である以上、お客様の声に耳を傾けるのは当然のことだと考える。
今年、ネット販売を本格的に始めて、りんごを探しているお客様が何を求めているのか
痛感したことがある。それは、「安全なりんご」を探している方が非常に多いということである。
ネットの検索で「有機栽培」「減農薬」というようなキーワードで入ってくる方が非常に多い。

今日も、アメリカ産の牛肉が早くも輸入禁止になりそうだが、ああいうことをやっていては
確実にお客さんは離れていく。お金がない僕でさえ、アメリカ産には品質どうこうではなく
安全性をないがしろにした姿勢に対し、嫌悪がわく。もし、仮にこの先また輸入再開になっても
国産を買います。

話がそれたが、お客様が安全性をもとめているなら、やはり生産者もそれに応えていくべきだと
思う。市場を通して売ってしまえば、何でも分からなくなってしまうが「それではいやだ」という消費者が
増えているのだからそこから目をそらすべきではない。


携帯カメラなので
ぼやけてますが、
ブドウ棚です。
1月16日(月)
本日は午前はブドウの剪定、および棚付。午後はりんごの剪定。
今年からりんご以外にブドウも行うことになりました。今は、ブドウ畑を譲っていただける宮島さんに
ついてブドウの基礎から教わっています。ブドウの種類は巨峰です。昨年、ご馳走になったのですが
「味が濃い」この一言につきます。この畑も、無肥料です。化学肥料はもちろん入れていません。
昨年はりんごのダンボール一杯にいただいたのですが、ブドウ大好きのとりゃおが爆発して、4日くらいで
なくなりました。
皆様にも、ぜひこの深い味をぜひ味わっていただきたいです。

14日は、一日中雨。いったい何日ぶりの雨だろうという感じ。
オフコースと中島みゆきのCDをTUTAYAから借りてきた。

それ以外は、ブドウの剪定に出かけております。ブドウはずっと上ばっかり見て仕事をしているので
首がこる。。。


こんな感じで、2尺5寸の持ち手ののこぎりで切っていきます。
1月10日(月)
昨年親不知を1本抜いたのだが、今日は、残りの1本を抜いてきた。
今回は、前回よりこたえた。。。顔が左半分、宍戸錠みたいになっちゃった。

畑仕事は、1月6日より開始。正月中からとりゃおの体調が悪く、1月4日、6日と病院へ。
そんなこともあって、始動が少し遅れた。今の仕事は、りんごの樹形を整えていく仕事。
「剪定」と一般的には言うが、切るだけではなく、下がりすぎの枝は上げたり、逆に
上がりすぎの枝はひもで引っ張って下げたりというようなことも多い。
なるべく、切り過ぎないように心がけている。

そうはいっても、昨年まで収量を確保するため、多少樹形の悪さに目をつぶって、実のなる枝を残して
きたが、そろそろ樹形も意識した「整枝、剪定」を今年は始めた。太目の枝も1本ずつ位だが落とし始めた。

豊丘村の現在の様子は、最低気温はマイナス10度くらいまで冷え込む日が多い。水道管が凍結する
ので朝、蛇口をひねっても水が出ない。凍結対策をしないといけない。
昼は3度から4度ほどまで上がり、外で仕事をしていても寒くない。よく晴れているので、
体感温度的にはもっと暖かい感じである。事実、家の中のほうが寒い。

今年の、予定、抱負、昨年の反省などぼちぼちまとめていきたい。と思っているが、顔が痛い。。。


りんご農家の畑日記